カオリナイトの安定度比と塩濃度の関係 (農業土木学会要旨)



農業土木学会全国大会講演要旨集 pp.304-305 , 2002

発表番号 3-17

Effect of Electrolyte Concentration on the Stability of Kaolinite

Junya_Ohno [Faculty of Agriculture,Ibaraki University ]
Katsuya_Nakaishi [Faculty of Agriculture,Ibaraki University ]
Kazumi_Miyahara [National Institute for Rural Engineering    ]
Setsuo_Ohi [National Institute for Rural Engineering    ]

カオリナイトの安定度比と塩濃度の関係

○大野 純也 [茨城大学農学部]
中石 克也 [茨城大学農学部]
宮原 和己 [農業工学研究所]
大井 節男 [農業工学研究所]

本研究では動的光散乱光度計を用いてカオリナイトの凝集速度の測定を行い、各々pHにおけるカオリナイトの安定度比と塩濃度の関係を明らかにする。試料は粒子表面をNa+によって飽和吸着させ、粒子はストークス径で3μm以下にしたカオリナイトを用いた。塩濃度はNaClを用いて0.005〜2mol/lまで変化させ、pHは4〜11まで変化させて測定を行った。その結果今回の測定法ではpH8以上で凝集速度の測定は可能であった。また、カオリナイトの安定度比と塩濃度の関係はpH8以上ではDLVO理論に従うことが明らかとなった。

Keyword: カオリナイト, 凝集速度, DLVO理論
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