畑地の有機資源投入量に関する考察 (農業土木学会要旨)



農業土木学会全国大会講演要旨集 pp.140-141 , 2003

発表番号 1-17

Study of material circulation if upland field.

NAKAGAWA,Yoko [National Institute for Rural Engineering]
SHINOGI Yoshiyuki [National Institute for Rural Engineering]

畑地の有機資源投入量に関する考察

○中川 陽子 [独立行政法人 農業工学研究所]
凌 祥之 [独立行政法人 農業工学研究所]

投入される有機性資源が安全であることが確認されれば,農地は資源循環の場として有望である.しかし,投入においては長年の施用により物質が蓄積し,下流水環境などに悪影響を及ぼすことも懸念される.ここでは,DNDCモデルを用いて農地,特に畑地,が受け入れられる有機性資源の可能量を検討した.その結果,基準値以下の施用でも窒素は蓄積し,3年間の施用によって硝酸態窒素の基準値を上回る懸念もあり,施用については十分な注意が必要であることがわかった.

Keyword: 有機性資源, 農地還元, 環境負荷
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