農道における舗装方法の違いがカエル類んぼ移動に及ぼす影響 (農業土木学会要旨)



農業土木学会全国大会講演要旨集 pp.178-179 , 2003

発表番号 1-36

The adverse effects of the difference of the pavement types in the farm road on the migration of frogs

Nakamura Hiroshi [Utsunomiya University]
Mizutani Masakazu [Utsunomiya University]
Akira Goto [Utsunomiya University]

農道における舗装方法の違いがカエル類んぼ移動に及ぼす影響

○中村寛 [宇都宮大学]
水谷正一 [宇都宮大学]
後藤章 [宇都宮大学]

水田圃場整備で造られる農道に着目し、実際に現場に砂利舗装区とアスファルト舗装区を設けて、生息状況と表面温度の計測を行った。その結果、農道の舗装方法の違いによる地表面温度の変化が、移動障害として及ぼす影響は少ないことが推察された。また、生息地間の移動において、生息環境は連続していることの重要性が示唆された。対策への提言として、カエル類の移動経路への農道設置の場合、移動障害の回避のためには、生息地を考慮した配置計画が有効であることが示唆された。。また、わだちのみの舗装などの走行性に影響のない舗装方法が必要であると考えられた。

Keyword: Rana japonica, asphalt paving , gravel paving
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