黒ボク土中のCa2+,Na+,Cl−の移動速度の濃度依存性 (農業土木学会要旨)



農業土木学会全国大会講演要旨集 pp.328-329 , 2003

発表番号 2-49

Effect of Solute Concentration on Velocity of Ca2+,Na+,Cl− in Andisols

Hiroyuki Ieda [Graduate School of Agricultual and Life Sciences,The University of Tokyo]
Sho Shiozawa [Graduate School of Agricultual and Life Sciences,The University of Tokyo]

黒ボク土中のCa2+,Na+,Cl−の移動速度の濃度依存性

○家田 浩之 [東京大学大学院 農学生命科学研究科]
塩沢 昌 [東京大学大学院 農学生命科学研究科]

黒ボク土では,溶質移動に対して,イオン濃度依存の変異荷電による吸着と排除の両方がおこると考えられる.本研究では,Ca2+,Na+,Cl−の移動速度のイオン濃度依存性を調べることを目的として,実験室の土壌カラムで濃度置換実験をおこなった.その結果,CaCl2で飽和した系では,Ca2+,Cl-の移動は水よりも遅くなった.一方,NaClの系では,イオン排除の影響を大きく受けてCl-は水よりも早く移動した.

Keyword: 遅延係数, 黒ボク土, 吸着と排除
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