治水対策の経済評価に関する理論的考察 (農業土木学会要旨)



農業土木学会全国大会講演要旨集 pp.450-451 , 2003

発表番号 3-53

A theoretical consideration evaluation of flood control measures

Hashizume Tsukasa [Graduate School of AgricultreUtsunomiya Univ]
Goto Akira [Utsunomiya Univ]
Mizutani Masakazu [Utsunomiya Univ]

治水対策の経済評価に関する理論的考察

○橋爪 司 [宇都宮大学大学院]
後藤 章 [宇都宮大学農学部]
水谷正一 [宇都宮大学農学部]

現在の構造物による治水対策は、治水対策費用対洪水軽減効果からみて過大になっている可能性が有る。また最近、地球温暖化や異常気象よる豪雨の発生によって治水安全度の低下が懸念される一方、公共事業批判や財政難による経済的な問題、治水対策構造物による生態系の破壊や河川の汚濁といった環境問題より「ダムは無駄」といった議論がなされている。そこで、最適な治水対策の再検討が必要とされている。そこで、本研究では、洪水を閉じこめる治水対策ではなく溢れさせることを前提とし、治水対策に掛かる公共投資と洪水被害額の期待値の合計が最小となるような、経済的に最適な治水対策の決定手法を考察する。

Keyword: 治水対策, 経済評価, 治水対策費用
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