発表番号 5-32
Longterm Subsidence of Farmland in Sarobetsu Mire
Nishimura Suzuka [Graduate School of Agriculture, Hokkaido University]
Inoue Takashi [Graduate School of Agriculture, Hokkaido University]
サロベツ泥炭地の農地における長期地盤沈下の実態
〇西村 鈴華 [北海道大学大学院農学研究科]
井上 京 [北海道大学大学院農学研究科]
サロベツ泥炭地の農地を対象として,道路・圃場の地盤沈下の実態を調査した。道路・圃場ともに地点ごとの沈下にはばらつきがあり,不等沈下を起こしていた。沈下は現在も進行しており,道路では15年間で最大40cm,圃場では22年間で平均1.56mの沈下が生じていた。圃場では地点ごとの差が特に大きく,帯状の沈下部分が認められた。これは埋積河川跡に一致しており,泥炭の性質が沈下に大きく関係していると考えられる。
Keyword: 泥炭地, 農地利用, 地盤沈下
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