水生昆虫の個体数変動と洪水撹乱について (農業土木学会要旨)



農業土木学会全国大会講演要旨集 pp.604-605 , 2004

発表番号 7-27

Fluctuation of the number of aquatic insect with time and disturbance by flood events

Okubo Hiroshi [Yamagata University]
Sudo Teppei [Yamagata University Graduate school]
Maekawa Katsuro [Yamagata University]

水生昆虫の個体数変動と洪水撹乱について

〇大久保 博 [山形大学農学部]
須藤 哲平 [山形大学農学部大学院]
前川 勝朗 [山形大学農学部]

近年,中小規模の撹乱は生態系にとって必要であると考えられている.本研究は,砂・礫・大礫の河床における洪水前後の生息量調査から,個体数の変化率について考察した.その結果,個体数の変化率がロジスティック曲線で表された.また,同曲線でのパラメータである環境収容力Kは,降雨が大きいほど小さいこと,砂・礫・大礫の順で大きいこと,安定平衡点への復帰の速さは,礫・砂・大礫の順に小さいことを示した.

Keyword: 水生昆虫, 環境収容力, 撹乱
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