発表番号 7-43
Application of the Bio-mass Resource Cycle Diagnostic Model For Estimating Nitrogen Cycle in Yamato River Basin
Ieshima Akiyoshi [Graduate School of Agriculture, Kinki University]
Hatcho Nobumasa [School of Agriculture, Kinki University]
Matsuno Yutaka [School of Agriculture, Kinki University]
Ochi Shiro [School of Agriculture, Kinki University]
バイオマス資源循環利用診断モデルを用いた大和川流域の窒素循環の推定
〇家島 章旨 [近畿大学大学院農学研究科]
八丁 信正 [近畿大学農学部]
松野 裕 [近畿大学農学部]
越智 士郎 [近畿大学農学部]
奈良市の大和川流域において、農業工学研究所および日本農業土木総合研究所で開発された「バイオマス資源循環利用診断モデル」を用いて河川流域での物質循環の推定を試みた。結果としてモデルによる窒素流出の推定値と観測値は大きな開きがあったものの、月別変動パターンは同じような傾向を示した。こうしたモデルの活用により、特に農地における肥料の投入量の削減による窒素成分の吸収や農地の水質浄化機能を定量的に把握することが可能となり、流域における環境保全対策、大和川の水質改善のための有効性を診断する手段の確立が可能となる。
Keyword: 物質循環, 窒素フロー, 流域管理
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