ため池のもつ栄養塩類流出防止機能の定量評価  −大阪府岸和田市傍示池の事例研究− (農業土木学会要旨)



農業土木学会全国大会講演要旨集 pp.284-285 , 2005

発表番号 3-17

Quantitative Evaluation of Nutrient Reduction Function of Irrigation Pond - A case study in the Konoyama area, Kishiwada, Osaka -

NAKAGIRI Takao [Graduate School of Life and Environmental Sciences, Osaka Prefecture University]
MATSUSHIMA Ryuji [Horiba Techno Service CO., LTD.]
HORINO Haruhiko [Graduate School of Life and Environmental Sciences, Osaka Prefecture University]
OGINO Yoshihiko [Emeritus professor of Osaka Prefecture University]

ため池のもつ栄養塩類流出防止機能の定量評価  −大阪府岸和田市傍示池の事例研究−

○中桐 貴生 [大阪府立大学大学院生命環境科学研究科]
松島 隆治 [(株)堀場テクノサービス]
堀野 治彦 [大阪府立大学大学院生命環境科学研究科]
荻野 芳彦 [大阪府立大学名誉教授]

大阪府神於山地区傍示池を対象に,窒素・リンに関する栄養塩類流出防止機能の定量評価を試みた.さらに,ため池水質モデルを開発し,仮想条件下でのシミュレーション評価も行った.この結果,T−NおよびT−Pの年間負荷流出防止量はそれぞれ1,590kgおよび320kgとなり,本池が下流への栄養塩類流出を防止する機能を果たしていることが示された.また,この機能はため池の管理操作や集水域内の土地利用にも影響を受けることを明らかにした.

Keyword: ため池, 栄養塩類流出防止機能, 水質
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