生態系に配慮した農業水路用「魚巣桝」の開発 (農業土木学会要旨)



農業土木学会全国大会講演要旨集 pp.448-449 , 2005

発表番号 4-39

Development of “the Fish Habitat Pit” in irrigation and drainage canals considering of ecosystem

Taya Tetsuya [Fukui Agricultural Experiment Station]

生態系に配慮した農業水路用「魚巣桝」の開発

○田谷 哲也 [福井県農業試験場]

コンクリートライニング農業水路は、水理上効率的な構造物である。一方、魚類生態系に配慮した構造とするには、流速の低減や底質・植生などが必須条件となるが、水路断面が一定かつ直線的で限られた農業水路空間内では河川のように横断的な水辺の移行帯を創出することは困難である。これらの代償措置として縦断的に泥溜桝を設置し淵を形成することによって、通水断面の確保と桝内に自然石や水草等の配置による魚類の休息・避難・越冬・産卵場となる踏石ビオトープとしての環境空間構造を構築することを目的に「魚巣桝」の開発を試みた。

Keyword: 魚巣桝, 水理模型実験, 掃流砂
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