インド洋津波によるタイ南部塩害農地の現地調査 (農業土木学会要旨)



農業土木学会全国大会講演要旨集 pp.618-619 , 2005

発表番号 6-33

Field Survey in Southern Thailand of salt-affected soils by tsunami in Indian Ocean

NAKAYA Tetsuo [National institute for rural engineering]
TANJI Hajime [National institute for rural engineering]
KIRI Hirohide [National institute for rural engineering]

インド洋津波によるタイ南部塩害農地の現地調査

○中矢 哲郎 [(独)農業工学研究所]
丹治 肇 [(独)農業工学研究所]
桐  博英 [(独)農業工学研究所]

インド洋津波により被災したタイ南部地域沿岸農地の被害状況の現地調査を行った結果,津波浸水時の物理的被害より,塩害による被害がはるかに大きいことがわかった.堆積土砂厚に関わらず表層1,2cmで塩分濃度が著しく高く以深は急激に減少するが,その影響は30cm程度まで達していた.被災時より日数が経過するほど表層塩分濃度が上昇しており,下層の塩分濃度が乾期の継続により上方に移動していることが推定された.

Keyword: 津波, 災害, 海外調査
GET PDF=05/05006-33.pdf



(C) JSIDRE

JSIDRE search system: Produced by mizo (1998.10.15) Updated by mizo & seki (update history)