広島県のため池における地下水涵養機能の評価 (農業土木学会要旨)



農業土木学会全国大会講演要旨集 pp.704-705 , 2005

発表番号 7-26

Evaluation of groundwater recharge as multifunction of irrigation ponds in Hiroshima Prefecture

IMAIZUMI Masayuki [National Institute for Rural Engineering]
ISHIDA Satoshi [National Institute for Rural Engineering]
TSUCHIHARA Takeo [National Institute for Rural Engineering]

広島県のため池における地下水涵養機能の評価

○今泉 眞之 [独立行政法人 農業工学研究所]
石田 聡 [独立行政法人 農業工学研究所]
土原 健雄 [独立行政法人 農業工学研究所]

広島県豊栄町のため池を例として,ため池の多面的機能の一つである地下水涵養機能を地形,水質,ラドン調査から明らかにした。ため池は,流出域である椋梨川標高370−360mより,30〜40m高位に位置しており,涵養域(山頂)を100,流出域(河川)を0とすると,10〜20に位置するものが,70%を占める。流量収支式とラドン収支式から推定した5ため池の地下水の流入,流出量を推定したところ,地表水の流入・流出に匹敵する量の地下水が流入・流出していると推定された。

Keyword: ため池, 多面的機能, 地下水涵養機能
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