河套灌区における灌漑水から排水に至る陽イオン組成の変化    (農業土木学会要旨)



農業土木学会全国大会講演要旨集 pp.812-813 , 2005

発表番号 8-27

Change in Cation Composition of Water in Hetao Irrigation Area, from Irrigation to Drainage

Akae Takeo [Faculty of Environment Sciene and Engineering, Okayama Univ.]
Morimoto Kazuki [Faculty of Environment Sciene and Engineering, Okayama Univ.]

河套灌区における灌漑水から排水に至る陽イオン組成の変化   

◯赤江 剛夫 [岡山大学環境理工学部]
森本 一幹 [岡山大学環境理工学部]

乾燥地灌漑農業の持続性にとって最大の問題は,灌漑に伴う2次的塩分集積である。河套灌区は年間170万tの塩を蓄積していなが ら、現地の農家や技術者は,土壌塩類化は徐々に改善されていると感じている。この「行方不明の塩」の謎を解明するために、灌区全 域の灌漑水から排水に至る水循環経路の陽イオン組成変化を測定した。その結果、土壌中におけるCaの非水溶性塩としての沈積が、 「行方不明の塩」の原因であると結論された。 

Keyword: 灌漑水, 塩分集積, 陽イオン組成
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