谷津田におけるテビの生物相とハビタットとしての特性 (農業土木学会要旨)



農業土木学会全国大会講演要旨集 pp.330-331 , 2006

発表番号 3-33

Biota and Characteristic as habitat of small ditches in Hill-bottom paddy fields

Yanagisawa Sachiko [Graduate School of Agriculture, Utsunomiya Univ.]
Mizutani Masakazu [Utsunomiya Univ.]
Goto Akira [Utsunomiya Univ.]

谷津田におけるテビの生物相とハビタットとしての特性

○柳澤 祥子 [宇都宮大学農学研究科]
水谷 正一 [宇都宮大学]
後藤 章 [宇都宮大学]

谷津田や傾斜地水田に作られるテビは,水路や水田とは異なる特有の環境要因を持つ。テビは恒常的な線的止水域で水深が浅く,水路や水田とは生息生物が異なることがわかった。テビにはタガメやゲンゴロウ類の水生昆虫が固有種として確認された。また,テビが水路や水田などの他水域と繋がりがある場合,孤立しているテビよりも魚類や水生昆虫などの生息密度が高まるため,谷津内の生物多様性に寄与していることが考えられた。

Keyword: テビ, 生物相, 恒常的止水域
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