農業排水路の井桁護岸が淡水魚類の生息に及ぼす効果に関する研究 (農業土木学会要旨)



農業土木学会全国大会講演要旨集 pp.340-341 , 2006

発表番号 3-38

A study of effects of log mattress used in canal-bank protection on freshwater fishes

Nobuhiro_TAKAHASHI [United Graduate School of Agricultural Science Tokyo University of Agriculture and Technology]
Masakazu_MIZUTANI [Utsunomiya Univ.]
Akira_GOTO [Utsunomiya Univ.]
Naohisa_YOSHIDA [Graduate School of Agriculture Utsunomiya Univ.]

農業排水路の井桁護岸が淡水魚類の生息に及ぼす効果に関する研究

○高橋 伸拓 [東京農工大学大学院連合農学研究科]
水谷 正一 [宇都宮大学農学部]
後藤 章 [宇都宮大学農学部]
吉田 尚寿 [宇都宮大学大学院]

環境の異なる農業排水路に設置した多空隙護岸の代表である井桁護岸を対象に,その周辺と内部の魚類生息密度を比較した。また,内部の魚類生息特性を踏まえ,井桁護岸が魚類の生息に与える効果を明らかにするとともに,生態系配慮工法としての利用を検討した。その結果,魚類にとって井桁護岸は,単調で直線化された水路にて大きな効果を発揮することが明らかとなった。多様な環境の水路でも穴居性の魚種には高い効果が見られた。

Keyword: 井桁護岸, 魚類, 環境配慮工法
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