発表番号 3-57
Estimating an N2O gas emission pathway in the field using d15N
Noborio, Kosuke [School of Agriculture, Meiji University]
Mizota, Chotoshi [Faculty of Agriculture, Iwate University]
Satta, Naoya [Faculty of Agriculture, Iwate University]
Koga, Kiyoshi [Faculty of Agriculture, Iwate University]
Mukaida, Yoshiro [Faculty of Agriculture, Iwate University]
圃場におけるN2Oガス発生経路のd15Nを使った推定
○登尾 浩助 [明治大学農学部]
溝田 智俊 [岩手大学農学部]
颯田 尚哉 [岩手大学農学部]
古賀 潔 [岩手大学農学部]
向井田 善朗 [岩手大学農学部]
農地からのN2Oガスは,アンモニアイオンの硝化と硝酸イオンの脱窒の両過程から発生する。圃場においてはどちらの過程からN2Oガスが発生しているのかを窒素安定同位体の自然存在比を援用して調査した。N2Oガスは,尿散布直後は硝化過程から主に生じ,その後硝酸イオン濃度が上がる時期(尿散布後9日程度)には,硝化と脱窒の両方から生じた。降雨後の急激なガスフラックスの上昇は,優勢な脱窒によると考えられる。
Keyword: 家畜ふん尿還元, 窒素同位体比, 黒ボク土
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