棚田オーナー制の問題点−大山千枚田を例にして− (農業土木学会要旨)



農業土木学会全国大会講演要旨集 pp.454-455 , 2006

発表番号 4-30

A case Study of Ohyama Senmai Terrace Paddies

SAKUMA Taiichi [Life and Environmental Sciences, University of Tsukuba]
ISHII Atsusi [Faculty of Bioresource, Mie University]

棚田オーナー制の問題点−大山千枚田を例にして−

○佐久間 泰一 [筑波大学大学院生命環境科学研究科]
石井 敦 [三重大学生物資源学部]

棚田保全のための多種多様な援農形態のうち,もっとも普及している「オーナー制」の実態と問題点を,有名な千葉県鴨川市大山千枚田を例にして,オーナー制の援農が,金銭的には公的補助金も含めて大いに貢献して保全のインセンティブとなっているが,一方,田植えなどイベント化する農作業のピーク労働のために,地主農民以外の労働を手当することが必要であって,その困難が発展の制約条件となっていることを示した。

Keyword: 棚田, 大山千枚田, オーナー制
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