発表番号 6-12
Leakage reduction effect by multiple cracking feature of ECC
UENO Kazuhiro [Graduate school of Life and Environmental Science,Shimane University ]
NATSUKA Isamu [Faculty of Life and Environmental Science,Shimane University ]
ISHII Masayuki [Faculty of Life and Environmental Science,Shimane University ]
NONAKA Tsuguhiro [Faculty of Life and Environmental Science,Shimane University ]
高靭性セメント複合材料が有するひび割れ分散性の透水量低減効果
○上野 和広 [島根大学大学院 生物資源科学研究科]
長束 勇 [島根大学 生物資源科学部]
石井 将幸 [島根大学 生物資源科学部]
野中 資博 [島根大学 生物資源科学部]
本研究では,ECCの有するひび割れ分散性がひび割れからの透水量低減に与える効果について評価した.割裂により模擬的にゼロスパン現象を発生させた供試体を用い透水試験を行ったところ,ひび割れ分散性による約1/250の透水量低減効果を確認できた.また,ひび割れからの透水量は実験開始後から徐々に減少し,約50時間後には透水がほぼ停止した.これは,自己修復性もしくはフィルター効果の発揮によるものと考えられた.
Keyword: ゼロスパン現象, 高靭性セメント複合材料(ECC), ひび割れ分散性
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