温暖化がセイハン川流域の水資源に及ぼす影響と適応 (農業土木学会要旨)



農業土木学会全国大会講演要旨集 pp.686-687 , 2006

発表番号 7-11

Impacts of climate change on the water resources of the Seyhan River Basin and adaptation

Fujihara Yoichi [Research Institute for Humanity and Nature]
Tanaka Kenji [Disaster Prevention Research Institute, Kyoto University]
Kojiri Toshiharu [Disaster Prevention Research Institute, Kyoto University]
Watanabe Tsugihiro [Research Institute for Humanity and Nature]

温暖化がセイハン川流域の水資源に及ぼす影響と適応

○藤原 洋一 [総合地球環境学研究所]
田中 賢治 [京都大学防災研究所]
小尻 利治 [京都大学防災研究所]
渡邉 紹裕 [総合地球環境学研究所]

SRES A2に基づいたGCMをダウンスケーリングしたデータを用いて陸面および流出モデルを駆動し,温暖化がセイハン川流域に及ぼす影響を評価した。その結果,年間水収支で見ると,降水量は−147mm,蒸発散量は−49mm,流出量は−98mmと見積もられた。さらに,現在の水需要で温暖化時の水文状況となれば,深刻な渇水が生じるが,非灌漑期における発電への配分を現在の6割程度まで制限すれば,現在と同程度の利水安全度を確保できることが示された。

Keyword: 温暖化, 水資源, ダウンスケーリング
GET PDF=06/06007-11.pdf



(C) JSIDRE

JSIDRE search system: Produced by mizo (1998.10.15) Updated by mizo & seki (update history)