カリマンタン熱帯泥炭の有効間隙率と水分動態 (農業土木学会要旨)



農業土木学会全国大会講演要旨集 pp.720-721 , 2006

発表番号 7-28

Effective Porosity and Fluctuation of Groundwater Table in Tropical Peat of Central Kalimantan, Indonesia

Miyake Ryuhei [Graduate School of Agriculture, Hokkaido University]
Inoue Takashi [Graduate School of Agriculture, Hokkaido University]
Adi Jaya [University of Palangka Raya, Indonesia]
Untung Darung [University of Palangka Raya, Indonesia]

カリマンタン熱帯泥炭の有効間隙率と水分動態

○三宅 龍平 [北海道大学大学院農学研究科]
井上 京 [北海道大学大学院農学院]
アディ ジャヤ [パランカラヤ大学]
ウントゥン ダルン [パランカラヤ大学]

インドネシア中部カリマンタンでは熱帯泥炭湿地林の保全と修復が課題となっている。森林火災や土地利用改変が泥炭の水分保持能に及ぼす影響を調べるため,有効間隙率を雨量と地下水位上昇量の関係から算出し,これより減水量(=蒸発散量+流出量)を推定した。自然の林地と,排水路の開削・森林火災・農地化などの撹乱を受けたところでは,泥炭の有効間隙率や雨季の排水性に大きな差があり,撹乱により保水性が減少していた。

Keyword: 有効間隙率, 熱帯泥炭, 地下水位変動
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