不耕起・冬期湛水田における土壌有機物量―利根川下流域の不耕起・冬期湛水田の事例(2)― (農業土木学会要旨)



農業土木学会全国大会講演要旨集 pp.786-787 , 2006

発表番号 7-61

Organic Soil Materials in Winter-flooded Rice Field, No-tillage Farming-A Case Study on Winter-flooded Rice Field, No-tillage Farming at the Tone Basin(2)-

TSUKAMOTO Takayuki [College of Agriculture, Ibaraki University]
MAKIYAMA Masao [College of Agriculture, Ibaraki University]
TADA Atsushi [Emeritus Professor of TSUKUBA University]

不耕起・冬期湛水田における土壌有機物量―利根川下流域の不耕起・冬期湛水田の事例(2)―

○塚本 尊之 [茨城大学農学部]
牧山 正男 [茨城大学農学部]
多田 敦 [筑波大学名誉教授]

不耕起移植栽培と冬期湛水管理を組み合わせた水稲作が注目されている.本報ではこの農法を行なっている茨城県,千葉県の水田において,深さ別の土壌中の有機物量(強熱減量)を測定した.結果として,不耕起・冬期湛水田では慣行水田に比べて,特に表層付近での土壌有機物量が多いことを指摘し,その原因として,有機物量の施肥,藻類などの動植物の発生,また還元状態にあるなどのために有機物の分解が遅くなることを考察した.

Keyword: 不耕起栽培, 冬期湛水, 土壌中の有機物量
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