植物の塩ストレス応答のヒステリシス (農業土木学会要旨)



農業土木学会全国大会講演要旨集 pp.986-987 , 2006

発表番号 9-35

Hysteresis in plant response to salinity stress

FUJIMAKI Haruyuki [Univ. of Tsukuba]
ASAI Masahiro [Univ. of Tsukuba]
INOUE Mitsuhiro [Arid Land Research Center, Tottori Univ.]

植物の塩ストレス応答のヒステリシス

○藤巻 晴行 [筑波大学生命環境科学研究科]
浅井 正浩 [筑波大学生命環境科学研究科]
井上 光弘 [鳥取大学乾燥地研究センター]

多くの植物根による吸水と蒸散量のモデルでは,塩ストレス負荷後にストレスから解放すれば,直ちに蒸散速度が可能蒸散速度まで回復するとしている。しかしながら,塩ストレスからの解放後の日蒸散量を計測したところ,実際には,回復するまでに3日程度の日数が必要であり,塩ストレスと日蒸散量との間にヒステリシスが観察された。また,蒸散比の回復幅は,いずれの塩ストレス強度でも大差ないことが明らかとなった。

Keyword: 蒸散, 吸水, 塩類集積
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