SWATモデルを用いた雲出川流域における水量と汚濁負荷量に関する研究 (農業農村工学会要旨)



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.156-157 , 2007

発表番号 (1-4)

STUDY ON STREMFLOW AND LOAD IN THE KUMOZU-WATERWSHED BY UISNG SWAT MODEL

MOTIMOTO Hidetsugu [Graduate School of Bioresources, Mie University]
Kiyosawa_Hideki [Graduate School of Bioresources, Mie University]

SWATモデルを用いた雲出川流域における水量と汚濁負荷量に関する研究

○森本 英嗣 [三重大学大学院生物資源学研究科]
清澤 秀樹 [三重大学大学院]

水循環にかかわる水資源開発や治水・利水問題に加えて,より複雑な環境問題に対処していくためには,水量・水質移動の時・空間的な把握が重要となっている.そこで,本研究では,GISソフトArc/ViewとSWAT(Soil & Water Assessment Tool)をリンクさせた分布型モデルを用い,雲出川流域の日平均水量,汚濁負荷量(T-N,T-P)の移動過程を把握することを目的とする.また,地方の過疎化・高齢化に伴い,休耕田の増加が懸念されていることから,水田耕作が放棄されることでどのように水量・水質が変化するかを予測した.その結果,流域内の水田を非耕作地とした場合,降水時のピーク値は32.4%増加し,低水時では7.2%の減少が見込まれる結果となり,水田が耕作されなくなることによる,水田の洪水緩和機能・水涵養機能の低下が示唆された.

Keyword: SWAT, Kumozu-Watershed,
GET PDF=07/07001-04.pdf



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