砂の熱伝導率に対する有機物量の影響について (農業農村工学会要旨)



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.228-229 , 2007

発表番号 (1-40)

Effect of organic matter content on thermal conductivity of sand

MOCHIZUKI Hidetoshi [Arid Land Research Center, Tottori University]
KOIWASAKI Makoto [Graduate School of Agriculture, Tottori University]

砂の熱伝導率に対する有機物量の影響について

○望月 秀俊 [鳥取大学乾燥地研究センター]
小岩崎 真 [鳥取大学大学院農学研究科]

有機物量が砂の熱伝導率に与える影響を明らかにするため、鳥取砂丘砂と園芸用ピートモスを用いて、3種類の体積含水率条件のもと、熱伝導率を実測した。その結果、本研究の体積含水率の範囲では、熱伝導率は、有機物混合率の上昇に伴って著しく低下し、有機物自身の熱伝導率に漸近することがわかった。また、有機物を含む土壌の熱伝導率の変化のメカニズムの解明には、三相分布などの物性値を同時に測定する必要があることが示された。さらに、有機物の熱伝導率も、その起源等によって変化することが示唆された。

Keyword: 土壌, 熱伝導率, 有機物
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