汽水域二枚貝ヤマトシジミによる水質浄化と炭素バランス (農業農村工学会要旨)



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.68-69 , 2007

発表番号 (企-10-2)

Water purification and carbon balance through Corbicula Japonica

Yamaguchi Keiko [Shimane University]
Fujioka Katsuki [Shimane University]
Aizaki Morihiro [Shimane University]

汽水域二枚貝ヤマトシジミによる水質浄化と炭素バランス

○山口 啓子 [島根大学]
藤岡 克己 [島根大学]
相崎 守弘 [島根大学]

ヤマトシジが物質循環と水質浄化に果たす役割について,季節を通じて評価するため,人工湿地を用いた長期飼育実験を行った.その結果、軟体部の生産は季節変化が大きく、夏季には生産量が負になること、懸濁有機炭素の除去効果は5月から6月に高く,水中の有機物濃度が高い時期ほどシジミのろ過による水質浄化の効果が発揮されるということ、ヤマトシジミが優占することにより,系全体としてはCO2の吸収に働くことがわかった.

Keyword: ヤマトシジミ, 炭素収支, 水質浄化
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