水田における生育ステージごとのエネルギー・水収支の変化 (農業農村工学会要旨)



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.388-389 , 2008

発表番号 [3-45]

Changes in energy and water balances in a rice paddy field in several growth stages.

Yazaki Tomotsugu [School of Agriculture, Meiji University]
Noborio Kosuke [School of Agriculture, Meiji University]

水田における生育ステージごとのエネルギー・水収支の変化

○矢崎 友嗣 [明治大学農学部]
登尾 浩助 [明治大学農学部]

水田の地表面のエネルギーの配分を決定する要因を明らかにするために、神奈川県内の水田でボーエン比法を用いてエネルギー収支を測定した。その結果、成育初期では午前中に地表面に入射した正味放射量の多くが表層水を温めるのに用いられていたが、中干し以降では一日を通して正味放射量の多くが蒸発散に用いられていた。水田では、植被の状態、水温、風速によってエネルギー収支や蒸発散量が変化しやすいことが推察された。

Keyword: 蒸発・蒸発散, 水収支・水循環, 地球環境
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