フィルダムにおける堤体改修事例の堤体ゾーニングの特徴 (農業農村工学会要旨)



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.620-621 , 2008

発表番号 [6-16]

Zoning Pattern in Rehabilitation of Fill-type Dam Embankments

Fukushima Shinji [土木本部土木技術統括部]
Gonoi Jun [土木本部土木技術統括部]
Tani Shigeru [資源施設部]
Kitajima Akira [技術センター生産技術開発部]

フィルダムにおける堤体改修事例の堤体ゾーニングの特徴

○福島 伸二 [(株)フジタ]
五ノ井 淳 [(株)フジタ]
谷 茂 [(独)農研機構 農村工学研究所]
北島 明 [(株)フジタ]

築造年代の古いフィルダムは全国に約1700〜1800箇所あるとされ,その多くが老朽化して断面不足や漏水により安定性が不足し、早急な堤体の補強や漏水防止が求められている。また,新規ダムの建設が投資余力の減少や環境保全の高まりにより抑制されている現状から,既設ダムの有効利用としての貯水容量拡大のための堤体嵩上げが求められている事例もある。本稿は,主な堤体改修事例を調査して、各事例で採用されたゾーニング形式を既設堤体の堤高HOに対する嵩上げ高HRの大・小によりおおよその分類を行い,それらの特徴について報告した。

Keyword: フィルダム, 堤体補強, 嵩上げ
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