安定同位体比を用いたニホンアカガエルの移動の推定 (農業農村工学会要旨)



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.700-701 , 2008

発表番号 [7-19]

Estimation of Japanese Brown Frog Movement by Stable Isotope Ratio Method

MORI Atsushi [National Institute for Rural Engineering]
WATABE Keiji [National Institute for Rural Engineering]
KOIZUMI Noriyuki [National Institute for Rural Engineering]
TAKEMURA Takeshi [National Institute for Rural Engineering]

安定同位体比を用いたニホンアカガエルの移動の推定

○森 淳 [農村工学研究所]
渡部 恵司 [農村工学研究所]
小出水 規行 [農村工学研究所]
竹村 武士 [農村工学研究所]

ニホンアカガエルの成体の生息地を卵の炭素安定同位体比を用いて推定した。水田周辺ので成育した個体は全体の1割に満たず、里山が重要な生息地であることが定量的に示された。水路がコンクリート化されたインパクトは大きいことがルートセンサス調査で裏付けられた。凹凸をつけた壁を傾斜させたタイプの脱出工はカエル相の変質を防ぐ効果は認められなかった。水路設計の際、横断方向の連続性に配慮すべきである。

Keyword: 水田生態系, 安定同位体比, ニホンアカガエル
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