発表番号 [8-10]
Study of Occurrence Mechanism of Hypoxic Water in the Western Inner Parts of the Ariake Sea Using a Two-Layer Box Model
Koriyama Masumi [Faculty of Agriculture, Saga University]
Seguchi Masahiro [Faculty of Agriculture, Saga University]
Ishitani Tetuhiro [The United Graduate of Agricultural Sciences, Kagoshima University]
2層ボックスモデルによる有明海奥部西岸域の貧酸素水塊発生機構の検討
○郡山 益実 [佐賀大学 農学部]
瀬口 昌洋 [佐賀大学 農学部]
石谷 哲寛 [鹿児島大学大学院連合農学研究科]
本研究では,1972〜2005年の浅海定線調査データを用いて2層ボックスモデルより,有明海奥部西岸域の鉛直拡散係数(Kz),生化学的酸素消費速度(R)及び成層強度(P)の解析を行った.その結果,1972〜2005年のKz及びPの平年値に変化は見られないが,1980年代以降夏季のRは増加した.このことから,対象海域における底層水の貧酸素化には,DO消費の増加が大きく寄与するものと推察された.
Keyword: 貧酸素水塊, ボックスモデル, 有明海
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