タクラマカン砂漠北縁地域の農地における塩類集積の要因?半乾燥地の農業水利と塩類集積 (2)? (農業農村工学会要旨)



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.810-811 , 2008

発表番号 [9-13]

Salinization of farmland in northern region of Taklamakan Desert-Relationship of salinization and agricultural wateruse in semi-arid zone (2)-

YAMAMOTO Tadao [Research Faculty of Agriculture, Hokkaido University]
UNOKI Keiji [Research Faculty of Agriculture, Hokkaido University]
Abdisalam JALALDIN [Institute of Resource and Environment Science, Xinjiang University]
NAGASAWA Tetuaki [Research Faculty of Agriculture, Hokkaido University]

タクラマカン砂漠北縁地域の農地における塩類集積の要因?半乾燥地の農業水利と塩類集積 (2)?

○山本 忠男 [北海道大学大学院農学研究院]
鵜木 啓二 [北海道大学大学院農学研究院]
阿布都沙拉木 加拉力丁 [新疆大学資源与環境科学学院]
長澤 徹明 [北海道大学大学院農学研究院]

タクラマカン砂漠周辺の農地を対象に,農業水利が塩類集積に及ぼす影響を検討した結果をもとに,この地域の塩類集積の発生メカニズムを考察した。その結果,塩類集積被害の少ない圃場では作土層下に透水性の高い層があり,塩類被害の大きい圃場では作土層下に難透水性の層があることから,このことが塩類集積に大きく影響しているものと判断された。さらに融解時の地下水位上昇が土壌表層に塩類を供給しているものと推察された。

Keyword: 塩類集積, 地下水, 土壌浸出液
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