弘前市北西部における茅葺き民家の現存数と存続の可能性 (農業農村工学会要旨)



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.944-945 , 2008

発表番号 [9-P-22]

Number of Houses with Thatched Roof and their Retaining Possibility in Northwest Area of Hirosaki City, Aomori Prefecture

HONDA Atsuko [Grad. School of Agri. and Life Sci., Hirosaki Univ.]
FUJISAKI Hiroyuki [Fac. of Agri. and Life Sci., Hirosaki Univ.]

弘前市北西部における茅葺き民家の現存数と存続の可能性

○本田 敦子 [弘前大学大学院農学生命科学研究科]
藤崎 浩幸 [弘前大学農学生命科学部]

本研究は、青森県弘前市北西部を対象に茅葺き民家の現存数を調査し、茅葺き工事状況を把握すると共に、存続可能性を、茅葺き民家住民の意向、茅生産者、茅葺き工事業者の面から検討した。結果として、人が生活している茅葺き民家が54棟確認され、長寿命なヨシを昭和初期以前から購入して用い、茅葺き職人に依存した工事を行っていた。今後の存続には住民の意向と維持費用負担の他に、茅生産業の採算確保が課題である。

Keyword: 茅葺き, 農村景観, 弘前市
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