発表番号 [企-06-02]
Effects of agricultural practices on birds in rice fields
Fujioka Masahiro [University of Tsukuba]
農法・水田管理と鳥類
○藤岡 正博 [筑波大学]
日本では環境省の絶滅危惧種19種を含む120種以上の鳥が水田を利用する。耕作期に水田を使うサギ類やクイナ類は小動物を餌とするのに対して、非耕作期に水田を使うカモ類やツル類は稲籾を含む植物質の餌を採る。圃場整備や耕作放棄の増加、調整水田の減少により一部の鳥が減っている。冬期湛水は乾田化の影響を補う意義が大きいものの、耕作期の鳥に対しては、一定割合の水田を調整水田とする方が効果は大きい。
Keyword: 水田生態系, 生物多様性, 冬期湛水
GET PDF=08/08S06-02.pdf