人工針葉樹林流域と落葉広葉樹林流域における水収支特性の比較 (農業農村工学会要旨)



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.224-225 , 2009

発表番号 [2-3]

Comparison of Characteristic of Water Balance between Coniferous and Broad-leaved Forests.

HISADA SHIGETA [Faculty of Applied Biological Sciences, Gifu University]
SENGE MASATERU [Faculty of Applied Biological Sciences, Gifu University]
ITO KENGO [Faculty of Applied Biological Sciences, Gifu University]

人工針葉樹林流域と落葉広葉樹林流域における水収支特性の比較

○久田 重太 [岐阜大学応用生物科学研究科]
千家 正照 [岐阜大学応用生物科学研究科]
伊藤 健吾 [岐阜大学応用生物科学研究科]

岐阜大学位山演習林内の, 隣接した人工針葉樹林流域と落葉広葉樹林流域で流出観測を行い, 水収支特性を比較した. 観測された年流出率は針葉樹流域で61.3%, 広葉樹流域で73.6%であった. 短期水収支法で5月から10月の蒸発散量を求めたところ, 前者で587.6mm, 後者で488.0mmと差が見られた. そこで, Komatsu(2005)の方法で蒸散量を推定したところ, 蒸散量は針葉樹流域で262.8mm, 広葉樹流域で320.9mm, 遮断蒸発量は前者で324.7mm, 後者で167.1mmという結果となった.

Keyword: 水収支・水循環, 長期流出, 蒸発・蒸発散
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