地表面燃焼後の森林土壌における線虫数の垂直分布とその増加率 (農業農村工学会要旨)



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.364-365 , 2009

発表番号 [3-22]

Vertical Distributions and Increasing Rates of Nematode in Surface-burned Forest Soil

KOMATSU Kazuhiko [Graduate School of Agricultural and Life Science, The Univ. of Tokyo]
MIZOGUCHI Masaru [Graduate School of Interdisciplinary Information Studies, The Univ. of Tokyo]

地表面燃焼後の森林土壌における線虫数の垂直分布とその増加率

○小松 和彦 [東京大学 大学院農学生命科学研究科]
溝口 勝 [東京大学 大学院農学生命科学研究科]

森林燃焼後60日経過した土壌を深さ毎に採取してしばらくおくと、地表面近くの土壌試料の線虫数が増加した。増加率は、地表面に近いほど高かった。これに対し、燃焼区の深い地点や、非燃焼サイトの土壌試料は、線虫数があまり変化しなかった。これはr-K戦略説から予測される線虫数の動態と一致した。このことは森林火災による土壌の環境・撹乱度を評価する指標として線虫が利用できる可能性を示している。

Keyword: 線虫, 森林火災, r-K戦略説
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