カオリナイト粒子に対するフミン酸吸着に与えるpHと溶存Al3+の影響 (農業農村工学会要旨)



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.366-367 , 2009

発表番号 [3-23]

Effect of pH and dissolved Al3+ on the adsorption of humic acid onto kaolinite particle

SHIRATORI Katsuya [Graduate School of Life and Environmental Science, Tsukuba University]
ADACHI Yasuhisa [Graduate School of Life and Environmental Science, Tsukuba University]

カオリナイト粒子に対するフミン酸吸着に与えるpHと溶存Al3+の影響

○白鳥 克哉 [筑波大学大学院生命環境科学研究科]
足立 泰久 [筑波大学大学院生命環境科学研究科]

粘土粒子に対する腐植物質の吸着挙動を明らかにするために、カオリナイト粒子に対するフミン酸の吸着等温線をpHの関数としてまとめ、フミン酸吸着カオリナイト粒子の電気泳動移動度を吸着量の関数として測定した。その結果、低pHにおいてフミン酸の多層吸着が示唆された。この結果は電気泳動移動度の結果と対応しており、カオリナイト粒子から溶出したAl3+によりフミン酸同士の凝集が促進されたため生じたと考えられる。

Keyword: コロイド・粘土, 土壌の物理化学的性質, フミン酸
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