河川におけるスタミナトンネルを用いたシロウオの遊泳速度の測定 (農業農村工学会要旨)



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.760-761 , 2009

発表番号 [8-19]

Swimming Speed of Ice Goby,Leucopsarion petersi,with Stamina Tunnel in River

Izumi Mattashi [Hirosaki Univ. Faculty of Agriculture and Science]

河川におけるスタミナトンネルを用いたシロウオの遊泳速度の測定

○泉 完 [弘前大学農学生命科学部]

シロウオが遡上してくる青森県蟹田川において,内径5.4cmの挿入式スタミナトンネルを用いて天然のシロウオの遊泳実験を現地で実施し,その遊泳速度について検討した.管内流速条件は31cm・s-1と35cm・s-1である.実験の結果,123尾のうち57尾(平均体長4.3cm,S.D:0.3cm)が計測され,シロウオは32cm・s-1〜35 cm・s-1・の平均管内遊泳速度で平均17.9s〜20.5s間遊泳することがわかった.また,わずかな流速の違いでも流速に応じて遊泳する傾向を示した.さらに,30cm〜35cmの距離を瞬間的に遊泳した管内最大遊泳速度は,平均管内遊泳速度に比較して約2倍速いこともわかった

Keyword: 河川工学, 水産土木, 環境保全
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