安定同位体を用いたマツカサガイの食性の解析 (農業農村工学会要旨)



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.66-67 , 2009

発表番号 [企-8-4]

Analysis of the Feeding Habit of Pronodularia japanensis by Stable Isotope Ratio Method

MORI Atsushi [National Institute for Rural Engineering]
WATABE Keiji [National Institute for Rural Engineering]
YOSHIDA Yotaka [Tochigi Prefectural Fisheries Experimental Station]

安定同位体を用いたマツカサガイの食性の解析

○森 淳 [農村工学研究所]
渡部 恵司 [農村工学研究所]
吉田 豊 [栃木県水産試験場]

炭素安定同位体比分析とプランクトン調査により,マツカサガイは複数の餌資源を成長段階に応じて利用していることが示された.窒素安定同位体比は淡水二枚貝と環境との関係を調べるために分析したマシジミ属より高く,動物プランクトンの摂食が示唆されたが,水の硝酸態窒素のδ15Nより2.4〜3.1‰高かったことから,主要な餌は植物プランクトンと考えた.複数の生息地におけるプランクトン種構成から珪藻の重要性が示唆された.

Keyword: 淡水二枚貝, 炭素安定同位体比, 植物プランクトン
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