発表番号 [企-11-2]
Measurements of Solute Transport in Paddy Fields and Responses to Climate Change
Nakamura Kimihito [Graduate School of Agriculture, Kyoto Univ.]
Hama Takehide [Graduate School of Agriculture, Kyoto Univ.]
Watanabe Satoko [Graduate School of Agriculture, Kyoto Univ.]
Higashioka Hidetaka [Ministry of Agriculture, Forest, and Fisheries]
Ryu Chan Seok [Graduate School of Agriculture, Kyoto Univ.]
水田圃場における溶質移動観測と気候変動対応
○中村 公人 [京都大学大学院農学研究科]
濱 武英 [京都大学大学院農学研究科]
渡部 慧子 [京都大学大学院農学研究科]
東岡 秀高 [農林水産省]
柳 讚錫 [京都大学大学院農学研究科]
数年にわたって行っている環境負荷抑制のための水田水管理とメタン発酵消化液を投入した水田土壌中の窒素動態に関する研究における観測結果を紹介し,気候変動対応との関連性を考察した.気候変動の一つである豪雨頻度増加に対しては,循環灌漑や田越し灌漑といったストック型水管理への移行が有効であると考えられる.また,バイオマスエネルギーの有効利用においては,有機物分解,吸収の場として水田が活用できることを示した.
Keyword: 水田水管理, 循環灌漑, 田越し灌漑
GET PDF=09/09S11-02.pdf