人の動きに着目した震災復興プロセスの評価 (農業農村工学会要旨)



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.162-163 , 2015

発表番号 [1-03]

Evaluation of the Reconstruction Process from Tsunami Disaster Focused on Leader's Behaviors

Inada Kozo[Ministry of Agriculture, Forestry and Fisheries]・Shindo Soji[National Agriculture and Food Research Organization]・Tadaka Takeru[Ministry of Agriculture, Forestry and Fisheries]・Endo Kazuko[National Agriculture and Food Research Organization]

人の動きに着目した震災復興プロセスの評価

稲田 幸三[農村振興局]・進藤 惣治[農研機構]・田高 岳[農村振興局]・遠藤 和子[農研機構]

東日本大震災で発生した津波によって被害を受けた地域における復旧・復興事業において,農地整備を行っている地区(国営仙台東及び宮城県営地区)を中心に調査を行い,農地被災後,営農再開等に向け,合意形成の変遷や「人の動き」という観点から、各段階における調整上の課題を抽出し,対応事例を整理することを試みた。あわせて,国等が用意した各種支援策の有効性等を検証し,今後の防災対策への提言を行っている。

Keyword: 土地利用計画, 圃場整備, 農村振興
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.138-139 , 2014

発表番号 [1-03]

The Role of Residents Organization in the Reconstruction of Tsunami Affected Colony-A Case of SAKIHAMA Village, Ofunato City, Iwate Prefecture

KITAMURA SUGURI
[Graduate School of Agriculture, Iwate University・Faculty of Agriculture, Iwate University・Iwate Community Support Center]

津波被災集落の復興における住民組織の役割-岩手県大船渡市崎浜地区を事例として

北村 直理
[岩手大学農学研究科・岩手大学農学部・(特非)いわて地域づくり支援センター]

大船渡市崎浜地区において、地域コミュニティが自発的に設置した復興推進組織である崎浜復興会議を事例とし、その役割を明らかにすることを目的とした。結果、復興会議は地区の意見を適切に集約し、合意形成を図り行政との復興協議を主導してきた点で、復興推進組織として大きな役割を果たしたことが判明した。成功要因として、優秀な事務局の存在、幅広い意見を組み上げる委員構成と会議の運営方法といった要因があると判明した。

Keyword: 東日本大震災   震災復興   復興住民組織, ,
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp., 2013

発表番号 [1-03]

Disaster-preparedness of local governments against possible Nankai Trough Earthquake

Suzuki Kento [Daito City Office]
Hashimoto Shizuka [Graduate School of Gloval Environmental Studies, Kyoto University]
Hoshino Satoshi [Graduate School of Gloval Environmental Studies, Kyoto University]
Kuki Yasuaki [Graduate School of Env. and Life Science, Okayama Univ.]
Shimizu Natsuki [Educational Unit for Studies on CoHHO, Kyoto University]

南海トラフ巨大地震に起因する津波への基礎自治体の防災の現状

○鈴木健人 [大東市]
橋本 禅 [京都大学大学院地球環境学堂]
星野 敏 [京都大学大学院地球環境学堂]
九鬼康彰 [岡山大学大学院環境生命科学研究科]
清水夏樹 [京都大学森里海連環学教育ユニット]

2011年3月に発生した東日本大震災により,行政の防災のあり方が問われている。本研究では,内閣府中央防災会議南海トラフの巨大地震モデル検討会が発表したデータを基に,南海トラフを震源とする津波の危険がある359区町村にアンケートを実施した。2003年設定の東海地震に係る地震防災対策強化地域と,東南海・南海地震防災対策推進地域の指定有無および過去の津波被害の有無によって類型化して分析を行った。

Keyword: 南海トラフ, 農地, 防災
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp., 2013

発表番号 [企-11-3]

Evaluation of cost-benefit and environmental impacts in biogas systems

okaniwa_yoshiyasu [The Japan Association Rural Solutions for Environmental Conservation and Resource Recycling(JARUS)]
hiroaki_okahara [The Japan Association Rural Solutions for Environmental Conservation and Resource Recycling(JARUS)]
masato_nakamura [National Agriculture and Food Research Organization Institute for Rural Engineering ]
mami_irie [Tokyo University of Agriculture]
yu-you_LI [Tohoku University]

バイオガスシステムの費用便益と環境影響の評価

○岡庭良安 [地域環境資源センター]
岡原弘明 [地域環境資源センター]
中村真人 [農村工学研究所]
入江満美 [東京農業大学国際食料情報学部]
李  玉友 [東北大学大学院環境科学研究科]

バイオガスシステムは、温室効果ガス削減効果が高いシステムとして評価されているものの、急激な普及には至っていない。その理由は経済性にあるが、経済性は、対象とする原料、システムの構成、利用の背景等によって異なる。本講演では、数件のバイオガスシステムの実施設を対象とした、費用便益や温室効果ガス削減効果の評価結果、及び付加価値の向上を目指して実施した消化液利用の実験結果を報告する。

Keyword: , ,
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp., 2013

発表番号 [企-1-3]

Possibility of Paddy Field Dam -Policy issues toward propagation of the measure-

Yoshikawa Natsuki [Faculty of Agricultur, Niigata University]

田んぼダムの全国展開の可能性 ?取組普及にかかる政策的課題ー

○吉川夏樹 [新潟大学農学部]

既存の水田を利用した洪水緩和の取組「田んぼダム」は,平成23年の新潟福島豪雨災害で大きな効果を発揮した.田んぼダムは,従来の治水事業とは異なり,農家の協力なしでは成立しない点に特徴がある.持続的な取組への昇華には,取組農家へのインセンティブ付与が必須である.筆者らは公的支援を訴えてきたが抜本的な施策は講じられていない.本発表では,田んぼダムの特徴を整理すると共に,今後の支援のあり方について考えたい.

Keyword: 田んぼダム, インセンティブ, 公的支援
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp., 2012

発表番号 [1-3]

Examination of chaising-off Macaques Using Contiguity Detection Wireless System

YAMABATA NAOTO [Mie Prefecture Agricultural Reserch Institute]

接近検知無線システムを用いたニホンザル追い払いの考察

○山端 直人 [三重県農業研究所]

集落ぐるみの追い払いを進めるため、サルの接近検知無線システムを構築した。そして、効果的な追い払い対策を構築するため、住民の情報入手方法への要望、サルの移動速度、検知システムの検知能力などの調査に基づき、システムの活用方法に関する考察を行った。

Keyword: 獣害対策, 追い払い, 接近検知システム
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.94-95 , 2011

発表番号 [1-03]

Inhabiting situation of freshwater fish during non-irrigation period in the channels after a farm land consolidation project containing with ecosystem conservation measures

IGUCHI YUTA [Utsunomiya University]
MIZUTANI MASAKAZU [Utsunomiya University]
GOTO AKIRA [Utsunomiya University]

生態系保全を考慮した圃場整備後の農業水路における非灌漑期の魚類生息状況

○井口雄太 [宇都宮大学]
水谷正一 [宇都宮大学農学部]
後藤章 [宇都宮大学農学部]

土地改良法改正に伴い、ミティゲーション対策を実施する事例が増えている。栃木県日光市小代地区においてもこの対策を実施したが、実施後の非灌漑期での魚類の生息状況は明らかになっていない。そこで、非灌漑期に魚類移動と魚類生息場を調査し、非灌漑期での生息状況を把握した。

Keyword: 魚類生息状況, 非灌漑期, ミティゲーション
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.6-7 , 2011

発表番号 [S1-03]

Introduction of Guideline of Ecosystem Conservation for Agricultural Infrastructure Improvement and Rural Development

WATANABE hiroyuki [The Japan Association of Rural Solutions for Environmental Conservation and Resource Recycling]

生態系に配慮した農業農村整備事業のための指針類について

○渡辺 博之 [(社)地域環境資源センター]

平成13年以降、農林水産省では、大学や研究機関をはじめとする農村生態系に関する調査研究をはじめ、適応事例や実証事例を把握し、環境に配慮した事業実施のための指針類を順次、段階的に整備してきた。ここでは、こうした指針類と農村環境整備センターが携わって取りまとめてきた技術資料についても併せて整理し、改めて今後の事業展開に必要とされる環境配慮に関わる技術や指針等について考え、議論の一助とするものである。

Keyword: 農業農村整備, 生態系,
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.84-85 , 2011

発表番号 [S11-03]

Conservative Numerical Methods for Flows in One-Dimensional Open Channel Networks

Unami Koichi [Graduate School of Agriculture, Kyoto University]

1次元開水路網の流れに対する保存型数値手法

○宇波 耕一 [京都大学大学院農学研究科]

送水系における水理現象の多くは,1次元の浅水方程式に基づいた解析を行うことが適切である.数値解析においては,分合流によって面的な広がりを有する水路網を対象とする場合,水路諸元が空間的に変化する場合,支配式の湧出項が卓越する場合,常流と射流が混在する場合に困難が生じるとされている.ここでは,有限要素法と有限体積法を同時に使用することにより,十分満足のいく数値モデルが得られることを示す.

Keyword: 浅水方程式, 1次元開水路網, 数値手法
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.112-113 , 2010

発表番号 [1-03]

Effect of initial water content on hydraulic conductivity in desalinization with slaking

Abul Hasnat Md. SHAMIM [Graduate School of Environmental Science, Okayama University]
Akae Takeo [Graduate School of Environmental Science, Okayama University]

スレーキングによる除塩における飽和透水係数への初期含水比の影響

○Abul Hasnat Md. SHAMIM [岡山大学大学院環境学研究科]
赤江 剛夫 [岡山大学大学院環境学研究科]

スレーキングが飽和透水係数に与える影響を評価した。初期含水比を10〜60%に調整し、24時間水中でスレーキングさせた試料の飽和透水係数を測定するとともに、土壌中と外液中の陽イオン組成を分析した。飽和透水係数はスレーキングが最大となる30%以下の初期含水比で増大した。外液中のSARは30%で最大となり、土壌のESPはこの時大きく減少した。塩類土の除塩では、低い含水比が有効であり、透水係数を低下させない結果が示された。

Keyword: slaking, hydraulic conductivity, ESP
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.84-85 , 2010

発表番号 [企-11-3]

Rural Community Revitalization through Promoting Land Use Measures to Prevent Agricultural Damage by Wildlife

okamura_narumi [Agriculture and Farming Village Improvement Division]

集落レベルでの土地利用型獣害防止対策検討による地域活性化

○岡村 成実 [和歌山県農林水産部農林水産政策局農業農村整備課]

近年増加する加害獣による農作物被害は、営農意欲の衰退という農村集落の地域力の減退の大きな原因のひとつとなっている。そのため、土地利用から見た対策と地域ぐるみの取り組みのために実施した獣害防止対策改善手法検討調査の集落活動活性化への効果及び獣害をきっかけとする農業農村整備における行政の役割について、実施事例をもとに報告する。

Keyword: 獣害, 高齢化, 地域活動
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.6-7 , 2010

発表番号 [企-1-3]

Water Usage and Estimation of Irrigation Starting Stage in Chikugo River Basin

SHIMA Takeo [National Agricultural Reserch Center for Kyushu Okinawa Region]
YOSHINAGA Ikuo [National Institute for Rural Engineering]
OGAWA Shigeo [National Institute for Rural Engineering]
FUKUMOTO Masato [National Institute for Rural Engineering]
YOSHISAKO Hiroshi [National Institute for Rural Engineering]

筑後川流域を対象とした水利用と水入れ時期の推定 農業農村におけるモニタリング技術‐農業水利編‐

○島 武男 [九州沖縄農研センター]
吉永 育生 [農村工学研究所]
小川 茂男 [農村工学研究所]
福本 昌人 [農村工学研究所]
吉迫 宏 [農村工学研究所]

本研究では,水田の水入れ時期のモニタリングを既存のGISデータや各種人工衛星データを活用して行った。GISデータと人工衛星データを組み合わせることにより,流域内での水入れ時期のおおよその傾向を把握できた。現在,行われている水利用の合理性を理解しつつ,リモセン・GIS等を活用した新しいモニタリング技術を適宜利用し,流域内において有効に水資源を活用していくことが,今後特に重要である。

Keyword: リモセン・GIS, 水利用計画, 流域管理
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.146-147 , 2009

発表番号 [1-3]

Cost and effectiveness evaluation of community transfer

saito shinya [THE SHOGIN FUTURE-SIGHT INSTITUTE]
ishikawa keigi [THE SHOGIN FUTURE-SIGHT INSTITUTE]
takahshi jyunji [National Institute for Rural Engineering]

集落移転のコストと効果評価

○齋藤 信也 [(株)荘銀総合研究所]
石川 敬義 [(株)荘銀総合研究所]
高橋 順二 [(独)農研機構農村工学研究所]

一般的な集落機能の維持・再編成に係る行政施策として住宅団地の整備による“間接的な集落再編”方法がある。山形県西川町のA団地を事例とした場合の費用対効果は▲316万円/区画。しかし、固定資産税や個人住民税の徴収によって10年程度で採算が取れる見込み。ただし、本来意図するところである“住民の空間的な移転”を促す効果は小さく、基幹集落住民の住み替え(定住)を促す効果に限られることが分かった。

Keyword: 中山間地域, 農村振興, 産業経済計画
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.6-7 , 2009

発表番号 [企-1-3]

Maintenance Check and Stockmanagement of Aichi Canal

TAKAMI HIDEYUKI [Incorporated Administrative Agency Japan Water Agency Aichi Canal Management Division]

愛知用水における保守点検とストックマネジメント

○高見 英之 [水資源機構 愛知用水総合管理所]

愛知用水は、昭和36年度に管理を開始して以来、岐阜・愛知の生活や産業を支える水の大動脈としての役割を果たし続けてきた。通水後20年を経て、施設の老朽化と新たな水需要等に対処するため、水路の機能回復と2連化、新規利水のための機能拡充、管理施設の近代化により水供給の安定化と水利用の高度化を図る愛知用水二期事業に着手した。平成20年度からは、保守点検結果を基にしたストックマネジメントにも取り組んでいる。

Keyword: 管理, 灌漑施設, 用水施設
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.92-93 , 2009

発表番号 [企-11-3]

Temperature and soil frost trends at the National Agricultural Research center for Hokkaido Region and its Relation to Climate Warming Study

HIROTA Tomoyoshi [National Agricultural Research Center for Hokkaido Region]

北海道農業研究センターでの長期観測データと気候変動・温暖化研究

○広田 知良 [農研機構 北海道農業研究センター]

農業地帯を代表する空間とみなせる北海道農研の気温と土壌凍結深の観測データから長期変動傾向を報告した。1)農業地帯での気温上昇程度(温暖化)はこれまで報告されている実態よりも低い可能性があること、また、2)日本を代表する畑作地帯である北海道・十勝地方は土壌凍結深が現在、顕著な減少傾向にあり、土壌凍結深の減少は気温上昇ではなく、初冬における積雪深の増加が早まることが要因であることを明らかにした。

Keyword: 温暖化, 長期観測, 土壌凍結
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.140-141 , 2008

発表番号 [1-3]

Estimation of Public Cost Share for Drainage Facility Operation in Urbanized Low-lying Paddy Area

GOTOU_Shin-ichi [Nishikanbara Land Improvement District]
Masumoto_Takao [National Institute for Rural Engineering]
HORIKAWA_Naoki [National Institute for Rural Engineering]
YOSHIDA_Takeo [National Institute for Rural Engineering]

低平都市化水田域における公的な排水経費の負担割合の算定

○後藤 慎一 [西蒲原土地改良区]
増本 隆夫 [農村工学研究所]
堀川 直紀 [農村工学研究所]
吉田 武郎 [農村工学研究所]

土地利用変化の著しい低平水田地帯では、基幹排水施設等の維持管理費に関わる農業者側と都市側の適正な負担割合の指標は明らかにされていない。そこで、地目別流出量の違いを根拠とした排水経費の農業側に対する都市の負担割合の検討を行った。西蒲原地区を対象に、関数近似化した流出ハイドログラフを利用し、流出波形の違いを考慮して、排水経費に対する都市側の負担割合を算定する方法を示すとともにその推定値が求められた。

Keyword: 洪水緩和(防止)機能, 低平地水田, 排水経費
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.6-7 , 2008

発表番号 [企-01-03]

The case report of design VE in Akita prefecture

Suga_Naofumi [Technology Management Office,Akita prefecture]

秋田県における設計VEの事例報告

○菅 尚文 [秋田県建設交通部技術管理室]

公共事業におけるコスト縮減と職員の技術力向上を目的に秋田県では設計VEに取り組んでいる。農林分野にも裾野を広げるためVEを試行したところ、大きな成果を得ることが出来たことから、農林各分野ではVEを実践する機運が高まった。実践のワークショップには使用者(地元地権者)に参加いただくなど秋田県独自の取り組みも行っており、価値向上となるVE提案が取りまとめられている。

Keyword: 設計VE, 使用者優先, 価値向上
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.154-155 , 2007

発表番号 (1-3)

Discussion on Coastal Marine Structure at the Occurrence of Hypoxic Water Based on the Data of Ariake Observation Tower

Seguchi Masahiro [Faculty of Agriculture, Saga University]
Koriyama Masumi [Faculty of Agriculture, Saga University]
Ishitani Tetuhiro [The United Graduate School of Agricultural Sciences, Kagoshima University]
Mawatari Koji [Faculty of Agriculture, Saga University]

有明海観測タワーデータに基づく貧酸素水塊発生時の沿岸海洋構造の検討

○瀬口 昌洋 [佐賀大学農学部]
郡山 益実 [佐賀大学農学部]
石谷 哲寛 [鹿児島大学大学院連合農学研究科]
馬渡 浩司 [佐賀大学農学部]

本報では,有明海奥部の早津江川河口域に設置された観測タワーで計測された水質,流速,気象などの観測データに基づき,貧酸素水塊発生時の密度や拡散などの沿岸海洋構造について検討した.その結果,夏季の小潮時に筑後川などから多量の河川水が流入した場合,安定した密度躍層が形成され,その近辺の鉛直拡散係数が大きく低下すること,さらにはそれらが貧酸素水塊の発生に深く関与していることなどを明らかにした.

Keyword: 有明海, 観測塔, 貧酸素水塊
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.74-75 , 2007

発表番号 (企-11-3)

Process based research in an artificial forest of Chamaecyparis obtusa

Otsuki Kyoichi [Kyushu University Forest]
Higashi Naoko [Kyushu University Forest]
Chiwa Masaaki [Kyushu University Forest]
Ide Junichiro [Kyushu University Forest]
Maruno Ryoko [Kyushu University Forest]
Wakiyama Yoshifumi [Tsukuba University]
Komatsu Hikaru [Kyushu University Forest]

ヒノキ人工林流域における水・物質循環に関するプロセス研究

○大槻 恭一 [九州大学農学部附属演習林]
東 直子 [九州大学農学部附属演習林]
智和 正明 [九州大学農学部附属演習林]
井手 淳一郎 [九州大学農学部附属演習林]
丸野 亮子 [九州大学農学部附属演習林]
脇山 義史 [筑波大学大学院]
小松 光 [九州大学農学部附属演習林]

「緑のダム」機能に関する議論が世間を騒がせているが,その一因に,森林の水・物質循環に関するプロセスが断片的にしか解明されていないことにある.そこで,本報告では,2001年から九州大学福岡演習林・御手洗水流域において実施している水・物質循環に関する総合的なプロセス研究(土壌環境,流出・蒸発散,窒素・リン・フミン物質の動態等)で得られた知見を紹介する.

Keyword: 緑のダム, 水循環, 物質循環
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農業土木学会全国大会講演要旨集 pp.6-7 , 2006

発表番号 企画1-03

Study and Technology Development by Cooperation of Education about Countryside Environmental Conservation

KOUZUKI Ryougo [Advice Center for Rural Environment Support]

農村環境保全に関する学の連携による調査研究と技術開発

○上月 良吾 [(社)農村環境整備センター]

農業土木の他、農業、生物、生態、社会、建築、文化など様々な分野の学との連携を図っている農村環境整備センターの活動状況を紹介することによって、公益法人の調査研究における大学等との連携のあり方に関する議論の話題を提供する。

Keyword: 農村環境, 学の連携,
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農業土木学会全国大会講演要旨集 pp.76-77 , 2006

発表番号 企画11-03

Irrigation scheduling to control salinity at deep layer of reclaimed land

Marui Atsushi [Department of Environmental Science, Faculty of Engineering, Kyushu Kyouritsu University]

干拓地における塩分遡上抑制のための畑地かんがい計画

○丸居 篤 [九州共立大学工学部環境サイエンス学科]

新規干拓地での畑地かんがい計画を策定するとき,地下水付近に存在する塩分の遡上の抑制を考えなくてはならない.現地調査による土壌塩分のモニタリングやシミュレーションによる土壌塩分動態の把握が必要である.また,塩分を除去する場合,リーチングは効果的だが,根群域から確実に塩分を除去できる作物による除塩という方法もある.

Keyword: 干拓地, 塩分遡上, かんがい計画
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農業土木学会全国大会講演要旨集 pp.6-7 , 2005

発表番号 企- 1- 3

Partnership beyween Urban and Rural Areas

KATO TORU [School of Food,Agricultural and Environmental Sciences, Miyagi University]

都市と農山漁村のパートナーシップについて

○加藤 徹 [宮城大学食産業学部]

都市と農山漁村の共生・対流については、平成15年6月にオーライ!ニッポン会議が設立されるなど、国民運動的に展開されようとしている。そのような中で、日本学術会議においても「都市・農山漁村パートナーシップ専門委員会」が設置され、学術的な視点からの検討が進められている。そこで、本報では、わが国における都市と農山漁村の共生・対流に関する施策の流れとともに、その現状と課題について若干の整理を試みた。

Keyword: 都市と農山漁村, 共生・対流, グリーン・ツーリズム
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農業土木学会全国大会講演要旨集 pp.(S)  6-(S) 7 , 2004

発表番号 S01- 3

Prospecting the Study of Region-based Organic Material Cycle

YUYAMA YOSHITO [National Institute for Rural Engineering]
TAKEUCHI MUTSUO [National Institute for Rural Engineering]
MIYAMOTO KOICHI [National Institute for Rural Engineering]

有機物循環に係わる地域診断研究から見えてくる「いのちと共生」の大切さ

○柚山 義人 [(独)農業工学研究所]
竹内 睦雄 [(独)農業工学研究所]
宮本 幸一 [(独)農業工学研究所]

バイオマス資源利活用のための研究開発は,物質循環科学がその土台を支える必要がある。基礎研究と事業化に直接結びつく実用化研究には「死の谷」がある。環境問題の解決と農のポジション確保のために,「農林水産バイオリサイクル」のようなターゲット・ドリブン型の研究プロジェクトへ,物質循環の基礎研究をされておられる諸氏から蓄積された成果が直接的に使える形で提供されると,農業土木の学術は発展する。

Keyword: バイオリサイクル, バイオマス, 物質循環
GET PDF=04/04S01-03.pdf



農業土木学会全国大会講演要旨集 pp.(S)112-(S)113 , 2004

発表番号 S11- 3

NISHIYAMA Souichi []

バイパス流を伴う曲がり管流量計

○西山 壯一 [山口大学農学部]

Keyword: , ,
GET PDF=04/04S11-03.pdf



農業土木学会全国大会講演要旨集 pp.112-113 , 2003

発表番号 1-3

Fluctuation Characteristics of Dissolved Oxygen in the Deepest Site in Lake Koyama by Wavelet Analysis

Masayoshi Harada [Faculty of Agriculture, Tottori University]
Isao Yoshida [Faculty of Agriculture, Tottori University]
Taku Shimizu [Graduate School of Agriculture, Tottori University]
Rie Okamoto [Faculty of Agriculture, Tottori University]

Wavelet解析を用いた湖山池最深部における溶存酸素の変動特性について

○原田 昌佳 [鳥取大学農学部]
吉田 勲 [鳥取大学農学部]
清水 拓 [鳥取大学大学院農学研究科]
岡本 利絵 [鳥取大学農学部]

鳥取県湖山池の最深部で表層と底層のDOおよび風速,日射量の連続観測を行い,Wavelet解析によりDOの変動特性および風や日射量に対するDOの応答特性を把握した.表層DOでは約1.2〜11.6日周期の緩やかな変動成分が支配的であり,また風速と日射量の約21.4時間周期の変動成分と良好な相互相関を示した.底層DOでは時間スケールの短い変動の寄与が多く,風速および日射量との応答性は見られなかった.

Keyword: 水環境, 閉鎖性水域, 溶存酸素
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農業土木学会全国大会講演要旨集 pp.68-69 , 2002

発表番号 1-3

Experiments on the internal structure of flow over a backward facing step

Motoki Abe [Fac.Bioresources, Mie University]
Tarou Ootu [Fac.Bioresources, Mie University]
Masaya Yamada [Fac.Bioresources, Mie University]
Masafumi Tanaka [Fac.Bioresources, Mie University]

段落部背後の流速場の構造に関する実験

阿部 元城 [三重大学生物資源学部]
大津 太郎 [三重大学生物資源学部]
山田 将也 [三重大学生物資源学部]
○田中 雅史 [三重大学生物資源学部]

実験水路に設置された高さD=10cmの段落部の下流で流下方向と水深方向との流速測定をおこない、その平均流速場と変動流速場の内部構造について流速の統計解析にもとづいて考察し、内部構造についての知見をえた.段落直後の剥離域は水理条件によらずほぼ同じ規模であった.再付着点は5D程度である.段落部による、平均流速場への影響は14D程度変動流速場への影響は、流下距離20Dにもおよぶ.

Keyword: 水理実験, 流れの内部構造,
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