発表番号 [1-08]
Cost and environmental impact assessment on pump irrigation using NORIA
HIROSE YUICHI[National Institute for Rural Engineering]・GOTO MASAHIRO[National Institute for Rural Engineering]・UEDA TATSUKI[National Institute for Rural Engineering]
揚水水車を用いた揚水灌漑の費用及び環境負荷の評価 〜倉敷市祐安地区で利用される揚水水車18基を対象に〜
廣瀬 裕一[農研機構農村工学研究所]・後藤 眞宏[農研機構農村工学研究所]・上田 達己[農研機構農村工学研究所]
倉敷市祐安地区で利用される揚水水車18基を対象に,これらが電動ポンプやガソリンポンプに置きかわった場合の費用とCO2排出量をLCI分析を通して明らかにした。その結果,ガソリンポンプでは費用とCO2排出量とも全ての地点で揚水水車より多くなるが,電動ポンプでは,費用は揚水水車より安くなる一方でCO2排出量は揚水量が約100m3/d以上の地点では,揚水水車より多くなることが明らかになった。
Keyword: 再生可能エネルギー, 揚水量, 伝統的農業水利施設
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発表番号 [1-08]
Study on The return to the rural people's feature in Korea farm village
YOU HAGYEOL・LEE YOUNGOK・
[Chungnam Development Institute・Chungnam Development Institute]
韓国における帰農・帰村者の特徴に関する研究
劉 鶴烈・李 映沃
[忠南発展研究院農村農業研究部・忠南発展研究院6次産業化センター]
最近、韓国では都市民が農村へ移住する帰農・帰村する人口が増えつつある。本研究であは帰農者と帰農者の定着実態を比較することにした。その結果、帰農・帰村のための資金の内訳、移住後の家計所得源および既存住民との社会的交流面で相違点が見つかった。今後の政策的課題としては、帰村者への支援策拡大、帰農・帰村者の経験や才能を活かさせる新しい職場創造、既存住民との融合策などが挙げられる。
Keyword: 帰農・帰村, 農村社会活性化,
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発表番号 [1-08]
Compositions of accumulated substances in biogas digester tank in 7 years
NAKAMURA Masato [National Institute for Rural Engineering, NARO]
ABE Kunio [Wago corporation]
AIHARA Hideki [Wago corporation]
YAMAOKA Masaru [National Institute for Rural Engineering, NARO]
YUYAMA Yoshito [National Institute for Rural Engineering, NARO]
ORITATE Fumiko [National Institute for Rural Engineering, NARO]
7年間稼働後のメタン発酵槽内に蓄積する成分の特徴
○中村真人 [農村工学研究所]
阿部邦夫 [和郷]
相原秀基 [和郷]
山岡 賢 [農村工学研究所]
柚山義人 [農村工学研究所]
折立文子 [農村工学研究所]
運転開始から7年半経過したメタン発酵施設について,発酵槽内の蓄積物の分布や成分を把握することを目的として調査を行った.発酵槽内で確認された蓄積物は,発酵槽底部の砂を主成分とする堆積物,攪拌機周辺付着したMAPを主成分とした白色の結晶物などが確認された.安定的な運転管理のためには,原料由来の砂による機器の埋没やMAP等の結晶化により槽内の機器周辺が固着に留意する必要があることが明らかとなった.
Keyword: メタン発酵, MAP, 乳牛ふん尿
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発表番号 [1-8]
Proposal on Forest Land Conversion Regulation and Forest Maintenance Support System
SAKATA YASUYO [Faculty of Bioresources and Environmental Sciences, Ishikawa Pref. Univ.]
林地転用規制と森林管理支援制度の提案
○坂田 寧代 [石川県立大学生物資源環境学部]
小千谷市東山地区では中越地震で養鯉池が崩壊し,土石流による人家への被害が発生した.養鯉池の立地を規制する案として,森林からの新規造成抑制策が考えられる.一方,東山地区の森林は林業不振,過疎化を背景として管理が粗放化されてきたが,中越地震後の人口流出,不在地主の増加により深刻化することが予想される.本報告では,森林管理の実態把握に基づき,林地転用規制と森林管理活動支援を目的とした一体的制度案を示す.
Keyword: 防災型土地利用計画, 中越地震, 中山間地域
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発表番号 [1-08]
Habitat use of Japanese squirrel in patchy woodland landscape
Harashina Koji [Faculty of Agriculture]
Goto Masafumi [Graduate School of Agriculture, Iwate University]
パッチ状樹林地におけるニホンリスの環境利用
○原科幸爾 [岩手大学農学部]
後藤雅文 [岩手大学大学院農学研究科]
岩手県南部の胆沢扇状地を対象として,パッチ状樹林地におけるニホンリスの利用分布を調査した結果,178箇所中108箇所で利用が確認された。つぎに,樹林地利用の有無を規定する環境要因を検討し,これらを用いて,リスの樹林地利用予測モデルを作成したところ,クルミの有無,樹林地面積,最近接樹林地までの距離の3つが説明変数として選択された。追加調査によって精度検証を行った結果,予測的中率は79.3%であった。
Keyword: 生態系, 農村景観, 生息地の連結性
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発表番号 [1-08]
Development of Frost Sensor Based on Time Domain Reflectometry
Miyakawa Rei [School of Agriculture, Meiji University]
Kato Takahiro [Graduate School of Agriculture, Meiji University]
?Noborio Kosuke [School of Agriculture, Meiji University]
TDR法を用いた霜検知センサの開発
宮川 麗 [明治大学農学部]
加藤 高寛 [明治大学大学院農学研究科]
○登尾 浩助 [明治大学農学部]
降霜による農産物への被害は、日本全国で繰り返される。そこで、降霜被害を軽減する目的で、屋外においてリアルタイムで降霜を検知するセンサーの開発を行ったので報告する。TDR法を使って、プリント基板上にエッチングで切り出した全長57cmの2線式渦巻状電極を使って基盤の比誘電率を測定した。大気の相対湿度が高い程、結露量と降霜量が大きかった。本センサーによる屋外における霜検知を目視観察によって確認した。
Keyword: TDR法, 比誘電率, 霜害
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発表番号 [1-8]
Feasibility study of modeling based on review of green tourism - A case study of Nasu Town , Tochigi Prefecture -
YUKI Hisato [Nasu Town. Dept. of Agriculture and Forestry promotion]
TAMURA Takahiro [Utsunomiya Univ. Faculty of Agriculture]
グリーンツーリズム実践に向けた活動モデルの構築とその適用−栃木県那須町を事例として−
○結城 寿人 [那須町役場]
田村 孝浩 [宇都宮大学農学部]
栃木県那須町を対象地域として、GISを用いて賦存資源を空間データベースとして整理した。また、既存のグリーンツーリズム(以下GT)活動を類型化し、運営主体と地域資源を関係づけたGTの活動モデルの構築を行った。空間データベース上にGT活動モデルを適用することで、GT活動パターンやGT実践地区の具体化が可能となり、実際にGTを行う際の行動モデル(行程表)の作成が可能となった。
Keyword: グリーン・ツーリズム, GIS, 地域資源
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発表番号 [1-8]
Social capital on and design for agricultural water management systems accompanying with ecosystem functions
YAMAOKA KAZUMI [The University of Tokyo]
SUGIURA MIKIKO [The University of Tokyo]
環境保全機能を伴う農業用水の管理制度設計とソーシャル・キャピタル
○山岡 和純 [東京大学大学院農学生命科学研究科]
杉浦 未希子 [東京大学大学院農学生命科学研究科]
本研究は、農業用水が地域に果たす環境保全機能が、近年の農地転用や混住化を背景に、どのような制度設計のもと維持管理されていくべきか、をソーシャル・キャピタルの観点から検討した。この環境保全機能で共通点をもつ「環境用水」に着目し「地域用水」との比較からそれぞれの特徴を明らかにした。また、後者の利点のひとつが、長年蓄積された農業用水管理関係者間の知見、即ちソーシャル・キャピタルの活用である点を示した。
Keyword: 用水管理, 環境用水水利権, ガバナンス
GET PDF=08/08001-08.pdf
発表番号 (1-8)
Interval length between a series of orifice gates for constant offtake
Kojima Michihiko [Faculty of Agriculture, Meiji University]
Miura Tomotake [Graduate school of Agriculture, Meiji University]
定量分水を目的とする連続したオリフィスの設置間隔
○小島 信彦 [明治大学農学部]
三浦 智丈 [明治大学大学院農学研究科]
流量変動の大きな河川や水路において、水位の変動に影響されにくく、より操作が容易な定量分水工の開発を進めている。分水路に連続してオリフィスを設置した際、3基のオリフィスを連続して設置すると定量分水が期待できる。このとき、1基目のオリフィス上流から3基目のオリフィス下流までの長さを潜没跳水長よりも大きくすると有効であることを明らかにした。
Keyword: 定量分水, オリフィス, 潜没跳水長
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発表番号 1-8
Relationship between the seasonal change of water environment and rotation rate of the agricultural reservoir
YOSHINAGA Ikuo [National Institute for Rural Engineering]
SHIRATANI Eisaku [National Institute for Rural Engineering]
HASEBE Hitoshi [National Institute for Rural Engineering]
FENG Yanwen [National Institute for Rural Engineering]
HITOMI Tadayoshi [National Institute for Rural Engineering]
調整池の水質環境の季節変化と滞留時間の関係について
○吉永育生 [農業工学研究所]
白谷栄作 [農業工学研究所]
長谷部均 [農業工学研究所]
馮 延文 [農業工学研究所]
人見忠良 [農業工学研究所]
2001年に農業用調整池の水質環境の現地調査を実施した.クロロフィルa濃度と優占となった藻類種と滞留時間の関係を分析した.内部生産によるクロロフィルa濃度の上昇は7月と9月に観測された.滞留時間の短い7月には緑藻類が,滞留時間の長い9月は藍藻類が優占種となっていた.藻類種による栄養塩の吸収速度の差が知られており,室内実験で得られた既存の結果と今回の観測結果は同様の傾向を示した.
Keyword: 水質, 調整池, クロロフィルa
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発表番号 1-8
Flow Characteristics and Discharge experiment of freshwater fish in the Vertical Slot-Type Fishway
Mattashi IZUMI [Hirosaki Univ.Faculty of Agriculture and Life Science]
Akira KUDO [Hirosaki Univ.Faculty of Agriculture and Life Science]
Nobuyuki AZUMA [Hirosaki Univ.Faculty of Agriculture and Life Science]
Kenji SUGAWARA [Hirosaki Univ.Agriculture graduate course]
バーチカルスロット型魚道における淡水魚の放流実験と流況
泉 完 [弘前大学農学生命科学部]
工藤 明 [弘前大学農学生命科学部]
東 信行 [弘前大学農学生命科学部]
○菅原 賢治 [弘前大学農学研究科]
本報は、実際に設置されているバーチカルスロット型魚道において淡水魚(イワナ)を用いて放流実験を行い、水中TVカメラでの観察からプール内イワナの動態と流況との関係について検討を行ったものである。本調査の結果バーチカルスロット部におけるイワナの遡上経路と流速分布の関係や、プール内の詳細な流速分布と共にスロット部へ進入する前の動態などについて把握することができた。
Keyword: 水利構造物, 魚道, 環境保全
GET PDF=02/0201-08.pdf