全層心土破砕が圃場の各深さの乾燥密度に与える影響 (農業農村工学会要旨)



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.15-16 , 2023

発表番号 [1-8]

The effect that the wide-area pan breaker had on bulk densities in the depth direction

ZUKEMURA Chika[NARO]・KITAGAWA Iwao[MAFF]

全層心土破砕が圃場の各深さの乾燥密度に与える影響

○瑞慶村 知佳[農業・食品産業技術総合研究機構]・北川 巌[農林水産省]

全層心土破砕機「カットブレーカーmini」施工による圃場の各深さの土壌物理性への効果を検証するため,カットブレーカーmini施工区と対照区で,定期的な土壌コア採取を行った.深さ30?35cmと40?45cmの乾燥密度は,対応のない2群のt検定で有意に下がると判定された.いずれの効果量dも検定力(1・β)も目安の値を超えたことから,カットブレーカーminiは下層土に対し高い効果があることが示された.

Keyword: カットブレーカー,乾燥密度,t検定,検定力分析, ,
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.81-82 , 2023

発表番号 [2-16]

Applicability of surface wave exploration for investigation planning of earth-dam

Kazauki Hashimoto[Nippon Koei Co.,Ltd.]・Takayuki Kawaguchi[Kitami Institute of Technology]・Marina Tate[Kitami Institute of Technology]・Noriaki Arisawa[Hokkaido Prefectural Government]・Yoshimune Kobayashi[Hokkaido Prefectural Government]・Masahito Aida[Sorachi General Promotion Bureau,Hokkaido Prefectural Government]

ため池堤体の調査計画検討に対する表面波探査の適用性

○橋本 和明[日本工営(株)]・川口 貴之[北見工業大学]・楯 真梨奈[北見工業大学]・有澤 紀昭[北海道]・小林 義宗[北海道]・相田 真人[北海道空知総合振興局]

北海道内にため池は約2,000箇所あり,堤体の健全性は,ボーリング等の地質調査と調査結果に基づく安定計算を行い評価している.地質調査においては,既存資料等から代表断面を定め,2〜3本程度のボーリングを行っているが,比較的堤頂が長いため池の場合に代表断面の決定が難しいことが課題となっている.このような背景を踏まえ,本論では代表断面検討に対する表面波探査の適用性を検討した.

Keyword: ため池,表面波探査,S波速度,調査計画, ,
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.801-802 , 2023

発表番号 [S-8]

Trends and analysis of reservoir water accidents based on newspaper article database

YOSHIDA Kaede[Mie University ]・OKAJIMA Kenji[Mie University ]・KONDO Masaaki[Mie University ]

新聞記事データベースに基づくため池水難事故の傾向および分析

○吉田 楓[三重大学大学院]・岡島 賢治[三重大学大学院]・近藤 雅秋[三重大学大学院]

農水省によると, 2012年度からの10年間にため池で亡くなった方の数は毎年平均で約25名程度である. ため池は, 農業用水の確保を目的に築造されたものであるので, その存在自体が人命を脅かすことは本末転倒である. 本研究では, 誰もが容易にアクセスできるオープンデータやツールを活用し, 原因を分析することでため池水難事故の傾向を明らかにした.

Keyword: ため池,水難事故,事故原因,安全性,親水, ,
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.811-812 , 2023

発表番号 [S-14]

Identification of Clay Minerals related to the Morphology of Radiocesium in Soils in Iitate Village, Fukushima Prefecture, Japan

HASHII Kazuki[Graduate School of Agriculture, Meiji University]・SUNAKAWA Yuki[Graduate School of Agriculture, Meiji University]・NOBORIO Kosuke[School of Agriculture, Meiji University]

福島県飯舘村の土壌における放射性セシウムの固定に関わる粘土鉱物の同定

○橋井 一樹[明治大学大学院]・砂川 優樹[明治大学大学院]・登尾 浩助[明治大学]

Csを固定する能力は粘土鉱物によって差があるため、土壌のCs固定能力を知るには、含有粘土鉱物を明らかにする必要がある。福島県相馬郡飯舘村の土壌に含まれる粘土鉱物について、同村比曽と佐須から土壌を採取し、沈降法で得た粘土画分を用いてX線回折法で同定した。比曽土壌はバーミキュライトとカオリナイト-ハロイサイト(7 Å)混合層が検出され、佐須土壌はカオリナイト-ハロイサイト(7 Å)混合層が検出された。

Keyword: 溶質移動,土粒子,農業復興,環境リスク, ,
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.15-16 , 2022

発表番号 [1-8]

Evaluation of irrigation regime and soil moisture condition in a cucumber greenhouse

○Kozue Yuge[Faculty of Agriculture,Saga University]・Mitsumasa Anan[Faculty of Agriculture,Saga University]

キュウリ栽培施設畑の水管理実態と土壌水分分布の評価

○弓削 こずえ[佐賀大学]・阿南 光政[佐賀大学]

本研究は,施設畑における水管理実態を明らかにし,土層内の水分分布を評価することを目的とする.キュウリ栽培ビニルハウスにおいて,土壌水分,気象要素および灌水量を調査した.用水計画上では施設畑の深部の土壌水分状態は低いと想定されているが,本研究で対象とした圃場では深い層は湿潤状態に保たれていた.栽培期間を通じて間断期間ごとの土壌水分減少量,蒸発散量および水分補給量を比較し,水管理実態を明らかにした.

Keyword: 畑地灌漑,蒸発散,栽培管理用水, ,
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.81-82 , 2022

発表番号 [2-2]

Observation of Elavation on the Bank Coast of Matsuhonoura with GPS

○OHNISHI Ryouichi[Uchiyama Survey Design Co]・OHASHI Kazuki[Uchiyama Survey Design Co]・ABE Toshiki[Uchiyama Survey Design Co]・UGHIYAMA Yashuaki[Uchiyama Survey Design Co]

松帆の浦海岸における堤防頂のGPS観測

○大西 亮一[(株)内山測量設計]・大橋 和輝[(株)内山測量設計]・阿部 敏喜[(株)内山測量設計]・内山 恭昌[(株)内山測量設計]

松帆の浦海岸の防をGPSで観測した。その結果、海岸堤防が0.50m程度隆起していた。次にレベルで水準測量を行うと、長さ193mの海岸堤防は端から73m程度はが水平で、残りの堤防120m程度は隣の堤防に向かって低くなり、堤防高さが調整されていた。これらの結果は、地球温暖化による海面上昇’(0.40m程度)に対して、堤防のかさ上げ高さを小さくできると考える。

Keyword: 海岸保全施設,地球環境, ,
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.678-679 , 2022

発表番号 [S-1-8]

Study of Water Management in an Open Channel with Uniform Distribution System

○Atsuki IWASE[Graduate School of Agricultural and Life Sciences, The University of Tokyo]・Toshiaki IIDA[Faculty of Agriculture, Iwate University]・Kyoji TAKAKI[Graduate School of Agricultural and Life Sciences, The University of Tokyo]

開水路ブロック一括水管理における均等配水システムの検討

○岩瀬 充季[東京大学大学院]・飯田 俊彰[岩手大学]・高木 強治[東京大学大学院]

大区画圃場ブロックにおける省力的な水管理の手法として、均等配水システムによるブロック一括水管理を検討した。ディストリビュータを用いない均等配水システムとして、引き込み水路の分水装置の開度を灌漑期間初期にのみ調節する方法を提案し、定量分水方式および定比分水方式の2方式を検討した。2方式の特性を数値シミュレーションおよび水理模型実験によって検証し、いずれの方式でも均等配水が可能であることを示した。

Keyword: 用水管理,灌漑施設, ,
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.618-619 , 2021

発表番号 [T-1-8]

Irrigation Management Based on Soil Water Measurement−A Case Study of Asparagus Rootstock-Planting Forcing Culture−

MUTO Yoshiko[Faculty of Agriculture, Iwate University]・TSUTSUKI Yoshiki[Faculty of Agriculture, Iwate University]・AKASAKA Hisao[Iwate Agricultural Research Center]・MATSUOKA Haruna[Ninohe Agricultural Extension center]

土壌水分量モニタリングデータの灌水管理技術への活用−アスパラガス伏せ込み促成栽培を事例として−

○武藤 由子[岩手大学]・筒木 義基[岩手大学]・赤坂 尚生[岩手県農業研究センター]・松岡 遥奈[岩手県二戸農業改良普及センター]

アスパラガスの伏せ込み促成栽培の過程において栽培環境(気温・土壌温度・土中水圧)をモニタリングし,そのデータを1日に1度の頻度で農業関連従事者ら7名(生産者・農業協同組合職員・農業普及員・大学関係者)で共有して灌水計画について議論した.データ共有には通信機能付きデータロガーとインスタントメッセンジャーアプリケーションを用いた.栽培条件の可視化により作物の適切な管理がより容易になると感じられた.

Keyword: 農業農村ネットワーク、ICT, モニタリング、土壌水分量, アスパラガス
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.773-774 , 2021

発表番号 [S-1-8]

Assessment of phosphorus adsorption by soil under water flow conditions

Rina Tanaka[Graduate School of Agriculture, Kyoto University]・Takehide Hama[Graduate School of Agriculture, Kyoto University]・Kimihito Nakamura[Graduate School of Agriculture, Kyoto University]

通水過程における土壌へのリン吸着特性の評価

○田中 理奈[京都大学大学院]・濱 武英[京都大学大学院]・中村 公人[京都大学大学院]

通水過程における土壌へのリン吸着特性を明らかにすることを目的とし,バッチ試験とカラム試験の2通りの吸着実験によって土壌のリン吸着能を評価した.バッチ試験から得た吸着パラメータを用いて,移流分散方程式より求めた流出濃度の時間変化は,カラムにリン酸溶液を流した場合の流出濃度を再現することができた.適切な吸着パラメータを選択すれば,それらを通水条件下でのリン動態解析に用いることができる.

Keyword: 水田土壌, リン酸吸着, HYDRUS-1D
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.13-14 , 2020

発表番号 [1-8]

Detection of major flow bottle necks for subsurface drainage by measurement of vertical hydraulic head profile

Shuichiro Yoshida[Graduate School of Agricultural and Life Sicences , The University of Tokyo]・Agun Honda[Graduate School of Agricultural and Life Sicences , The University of Tokyo]・Yoshihiro Matsumoto[Graduate School of Agricultural and Life Sicences , The University of Tokyo]・Taro Sato[Shibata Regional Development Bureau, Niigata Pref. ]・Tsutomu Sekikawa[Niigata Agricultural Research Institute]・Katsumi Chiba[Miyagi University]

鉛直水頭分布の計測による暗渠流出阻害要因の特定

吉田 修一郎[東京大学大学院]・本多 阿暉[東京大学大学院]・松本 宜大[東京大学大学院]・佐藤 太郎[新潟県新発田地域振興局]・関川 力[新潟県農業総合研究所]・千葉 克己[宮城大学]

水田の暗渠直上部における鉛直水頭分布の計測による暗渠の通水阻害要因の特定の可否を重粘土転換畑において検証した。降雨後、暗渠からの排水が生じているとき、3地点の計測では、水頭分布に特徴的な違いがみられ、動水勾配の大小と、暗渠からの排水速度を比較することにより、暗渠の通水阻害原因を診断できることを確認した。

Keyword: 転換畑、地下排水, 暗渠、ストックマネージメント, 機能診断
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.81-82 , 2020

発表番号 [1-57]

Influences of Soil Density and Sheet Pile Physical Properties on Buried Flexible Pipe

Mizuki Tokumasu[Graduate School of Agricultural Science, Kobe University]・Takuya Ishikawa[Graduate School of Agricultural Science, Kobe University]・Yutaka Sawada[Graduate School of Agricultural Science, Kobe University]・Toshinori Kawabata[Graduate School of Agricultural Science, Kobe University]

地盤密度および矢板の物理特性がたわみ性埋設管に及ぼす影響について

徳増 美月[神戸大学大学院]・石川 拓也[神戸大学大学院]・澤田 豊[神戸大学大学院]・河端 俊典[神戸大学大学院]

我が国では地盤条件や用地制約上の問題等から,埋設管の布設に矢板施工を用いることが多いが,矢板引抜きに伴う埋設管の変形挙動に関する研究は,未だ十分とは言えない.本研究では,地盤密度および矢板の物理特性が引抜き時に埋設管に及ぼす影響を解明することを目的とし,模型実験およびDEM解析を実施した.その結果,特に矢板が厚くなると引抜き中の水平反力が大きく低下し,変形量が増大することが明らかとなった.

Keyword: 矢板引抜き、埋設管, 地盤密度, 物理特性
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.111-112 , 2020

発表番号 [1-81]

Suppressant effect of the dry shrinkage cracking of the medium fluidity concrete containing admixtures

Okuda Yasuhiro[wakasuzu consultants co.,ltd.]・Iwasaki Yoshihiro[wakasuzu consultants co.,ltd.]・Tamura Junya[wakasuzu consultants co.,ltd.]・Morimune Yoshikazu[BarChip Inc.]・Ohsawa Takashi[BarChip Inc.]・Ichikawa Kensaku[Katecs Co.,Ltd.]・Iwamoto Akihito[Katecs Co.,Ltd.]

混和材料を配合した中流動コンクリートの乾燥収縮ひび割れ抑制効果に関する研究

奥田 康博[若鈴コンサルタンツ(株)]・岩 吉洋[若鈴コンサルタンツ(株)]・田村 純也[若鈴コンサルタンツ(株)]・森宗 義和[バルップ(株)]・大澤 孝史[バルップ(株)]・市川 健作[(株)カテックス]・岩本 昭仁[(株)カテックス]

コンクリートの主要変状の1つであるひび割れの中で、乾燥収縮ひび割れが100%近くを占めている。乾燥収縮ひび割れを抑制できれば、農業水利施設の長寿命化等に貢献できることが期待できると考え、2018年から筆者らは短繊維等の混和材料を配合することでひび割れ抑制効果が高いコンクリートの研究開発を行ってきた。今回、施工性を考え流動性が高い中流動コンクリートへの混和材料の配合によるひび割れ抑制効果を検証した。

Keyword: コンクリート材料, 配合設計,
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.113-114 , 2020

発表番号 [1-82]

Experimental Study on Strength Properties of Expansive Mortar Cured under High Pressure

Mio Sakai[Graduate School of Agricultural Science,Kobe University]・Mariko Suzuki[Graduate School of Agricultural Science,Kobe University]・Eri Hiyoshi[Graduate School of Agricultural Science,Kobe University]・Kazuya Inoue[Graduate School of Agricultural Science,Kobe University]

加圧養生下における膨張モルタルの強度特性に関する実験的検討

境 美緒[神戸大学大学院]・鈴木 麻里子[神戸大学大学院]・日吉 恵理[神戸大学大学院]・井上 一哉[神戸大学大学院]

コンクリートの混和材料である膨張材は,拘束条件下でケミカルプレストレスを発現する.膨張コンクリートの適切な強度発現は構造物の安全上極めて重要な問題であるが,拘束条件と強度の関係は明らかになっていない.本研究では,膨張材を配合したモルタル供試体を作製し,養生時の拘束条件の変化が強度発現に与える影響を評価した.さらに,強度特性に影響する要因を検討するためSEMを用いて供試体の微細組織観察を実施した.

Keyword: モルタル、膨張剤, 加圧養生、圧縮強度, FE-SEM
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.115-116 , 2020

発表番号 [1-83]

Influence of Aged Water Glass on Geopolymer Mortar Properties

Daigo Itou[Advanced Production and Construction Systems,National Institute of Technology, Matsue College]・Masashi Suto[ Department of Civil and Environmental Engineering, National Institute of Technology, Matsue College]・Kou Ishihara[Advanced Production and Construction Systems,National Institute of Technology, Matsue College]

経年した水ガラスがジオポリマーモルタルの性質に及ぼす影響

伊藤 大悟[松江工業高等専門学校]・周藤 将司[松江工業高等専門学校]・石原 孔[松江工業高等専門学校]

本研究ではWGの経時変化がGPに与える影響に着目した.保管期間が異なるWGを複数用意し,WGの経年がGPモルタルの流動性,強度特性を確認した.その結果,WGが経年すると,WG中の水分が減少により強熱減量が低下し,流動性も低下した.また,蒸気養生では圧縮強度はわずかに増加する傾向を示し,この傾向は,材齢28日までの範囲では一様である.気中養生でも同様に圧縮強度は増加する傾向を示した.

Keyword: ジオポリマー、水ガラス, 強熱減量、フロー値, 圧縮強度
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.117-118 , 2020

発表番号 [1-84]

Difference in the Effects of Vibration on Relative Dynamic Modulus of Elasticity and Mass Decrease Rate

Ishihara Kou[Advanced Production and Construction Systems,National Institute of Technology, Matsue College]・Suto Masashi[National Institute of Technology, Matsue College]・Ito Daigo[Advanced Production and Construction Systems,National Institute of Technology, Matsue College]

相対動弾性係数と質量減少率に振動締固めが及ぼす影響の違い

石原 孔[松江工業高等専門学校]・周藤 将司[松江工業高等専門学校]・伊藤 大悟[松江工業高等専門学校]

本実験では,振動締固め時間が空気量と凍結融解抵抗性に及ぼす影響について検討を行った.その結果,長時間の振動締固めは,連行空気量を減少させ,凍結融解抵抗性を低下させることが確認された.一方で,スケーリング劣化に対しては,影響度合いが低いことが確認された.このことから,実構造物の点検において,外観上は劣化が確認されない場合であってもないでは凍害が進行している可能性があることに留意する必要がある.

Keyword: 振動締固め時間、空気量, 相対動弾性係数, 質量減少率
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.345-346 , 2020

発表番号 [1-80(P)]

Performance evaluation of the corroded steel sheet-pile in the agricultural canal

Koji Takashima[Hokuriku Regional Agricultural Administration Office, MAFF]・Kazumi Maeda[Hokuriku Regional Agricultural Administration Office, MAFF]・Toshihiro Morii[Institute of Science and Technology, Niigata University]

腐食した鋼矢板水路の構造性能評価

高島 攻次[北陸農政局土地改良技術事務所]・前田 和美[北陸農政局土地改良技術事務所]・森井 俊廣[新潟大学]

農業用の鋼矢板水路は一般に無防食であり,供用年数とともに腐食が進み構造性能が低下する。農林水産省により2019年9月に「農業水利施設の補修・補強工事に関するマニュアル」が制定され,鋼矢板水路の構造性能の評価手法が示された。当マニュアルに基づき,腐食による板厚減少と開孔・断面欠損を考慮した評価手法をまとめるとともに,軟弱地盤に建設された自立式鋼矢板の評価試算例を通して構造性能の低下の特徴を調べた。

Keyword: 工法・施工、鋼矢板水路, 板厚減少、開孔・断面欠損, 構造性能、性能評価
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.347-348 , 2020

発表番号 [1-85(P)]

Availability of load - displacement curve at the adhesion evaluation of inorganic repairing materials

Satoshi Kato[The United Graduate School of Agricultural Science, Tottori University]・Yasue Yagisawa[SANKO-TECHNO Co., LTD]・Shohei Kawabe[Institute for Rural Engineering, NARO]・Hidehiko Ogata[Faculty of Agriculture, Tottori University]

無機系補修材の付着性評価における荷重−変位曲線の有用性

加藤 諭[鳥取大学大学院連合]・八木沢 康衛[サンコーテクノ(株)]・川邉 翔平[農村工学研究部門]・緒方 英彦[鳥取大学]

無機系補修材の付着性評価において付着強さの採択・除去方法が定まっていないため,試験者は独自の経験と判断で行なわなければならない.よって,付着性評価の信頼性が得られない可能性があり,採択・除去方法を定める必要があると考えられる.本文では,付着性評価における荷重−変位曲線の有用性を示すとともに,著者らが提案する破壊形態と荷重−変位曲線より行う付着強さの採択・除去方法を,三箇所の現地試験結果を例に示す.

Keyword: コンクリート製開水路、無機系被覆工法, モニタリング調査 , 付着強さ試験
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.349-350 , 2020

発表番号 [1-86(P)]

Experimental study on leaching of coarse limestone aggregate

syusuke kanehira[Miyagi University Graduate School]・masafumi kitatuji[Miyagi University ]・yuu yoshida[PS Mitubishi]

石灰石粗骨材の溶脱に関する実験的検討

金平 修祐[宮城大学大学院]・北辻 政文[宮城大学]・吉田 侑生[(株)ピーエス三菱]

石灰石粗骨材溶脱メカニズム解明のため,コンクリート供試体を作製し,「流水環境下で長期溶脱再現実験」と「異なる流速下の溶脱再現実験」を行った.経過日数に伴い供試体の質量減少割合が縮小するのに対し,粗骨材の溶脱深さは比例的に増加した.この現象から現場水路構造物は,経年とともに粗骨材の溶脱深さがより顕著になると推察された.今後は,水質面の影響を考慮して溶脱メカニズム解明を行う予定である.

Keyword: 石灰石, 溶脱, 流速
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.351-352 , 2020

発表番号 [1-87(P)]

Experiential study of strengthen effect by modelled waterway tunnel using CFRP sheet

michikazu tawara[oriental shiraishi Corporation]・Masayuki Ishii[Shimane University]・Kazuhiro Ueno[Shimane University]・Mitsuhiro Mori[National Agriculture and Food Research Organization]・Atsuya Komori[NIPPON STEEL Chemical and Material Corporation]

水路トンネル覆工模型実験による炭素繊維シート補強効果の検証

俵 道和[オリエンタル白石(株)]・石井 将幸[島根大学]・上野 和広[島根大学]・森 充広[農業・食品産業技術総合研究機構]・小森 篤也[日鉄ケミカル&マテリアル(株)]

農業用水路トンネルにおいて、トンネル側面に見られる軸方向ひび割れはトンネル天端の背面空洞の影響により生じた可能性がありトンネルの安全性喪失が懸念される。この変状に対する合理的な対策の実現には既設水路トンネルの耐荷性能評価に加え、適切な補強方法の選定が求められる。本研究では、馬てい形の頂部コンクリートの厚さが異なる場合および炭素繊維シートの貼付け範囲が異なる場合の耐荷性能や変形性能について検討した。

Keyword: 水路トンネル, 馬てい形, 補強
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.433-434 , 2020

発表番号 [S-1-8(P)]

Evaluation of desalinization by utilizing precipitation and drainage system in northeast Thailand

Mei Suzuki[Ehime University Faculty of agriculture graduate school of agriculture]・Takashi Kume[Ehime University Faculty of agriculture graduate school of agriculture]・Tadao Yamamoto[Hokkaido University]・Katsuyuki Shimizu[Tottori University]

降雨と排水改良によるタイ東北部における塩類土壌改良評価

鈴木 芽偉[愛媛大学大学院]・久米 崇[愛媛大学大学院]・山本 忠男[北海道大学]・清水 克之[鳥取大学]

タイ東北部の塩類集積圃場を対象に排水不良と水資源確保の問題を考慮した、降雨と排水改良による除塩の実証的実験とその評価を行った。その結果、排水路掘削と降雨の効果によりEC1:5の顕著な低下がみられた。本圃場の水溶性塩類はNaClが主であり、降雨により溶解、排水路に排出されたこと、また排水路掘削による地下水位低下速度の上昇が確認できたことより難透水性土壌においても除塩効果を得ることができたといえる。

Keyword: 土壌の物理化学的性質, 土壌改良, 排水管理
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.801-802 , 2020

発表番号 [T-9-2]

Perspectives and latest 4 years’ progress of the PWE Journal of PAWEES

Takao MASUMOTO[Akita Prefectural University]

PWE(Paddy and Water Environment)誌の4年間と今後の展開

○増本隆夫[秋田県立大学]

一流英文誌の発刊、インパクトファクターの取得、モンスーンアジアの水田農業研究の世界への情報発信を目指し創刊されたPWEは農業農村工学会が支え、Springer社が発刊する国際誌として一定の評価と位置付けを得てきた。ここでは、2018年11月のPAWEES-INWEPF合同の奈良2018会議における優秀論文のPWE誌での特集号化の試みやPWEの現状等を踏まえ、同誌の今後を展望する。

Keyword: PWE、インパクトファクター(IF), 編集体制, 特集号
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.811-812 , 2020

発表番号 [T-11-1]

The Issues of Improvement of Information Network Environment in Rural Area

kuroda yuichi[Rural Development Bureau]・sotaro matsuoka[Rural Development Bureau]

農村の情報ネットワーク環境整備の課題

黒田 裕一[農村振興局]・松岡 宗太郎[農村振興局]

従来よりもカバーエリアが広く低消費電力な無線LPWAや、水路等の映像データの送信が可能な無線BWAなど、農村での利用が期待される無線が開発されている。一方、自治体等でICTに関心があっても、維持管理費や人材不足等を理由にその導入が進んでいない。令和2年度から行う「土地改良施設情報基盤整備推進調査」において、農業・農村における情報通信基盤の技術的・経済的な整備手や効率的な運営管理手法等を検討する。

Keyword: ICT、スマート農業, LPWA, BWA
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.821-822 , 2020

発表番号 [T-12-1]

Nitrogen balance and leaching of andosol field under different fertilization conditions

Kazuhiro Nishida[Institute of Rural engineering NARO]・Hiroshi Sato[Graduate School of Agric. and Life Sciences, The Univ. of Tokyo]・Shuichiro Yoshida[Graduate School of Agric. and Life Sciences, The Univ. of Tokyo]・Sho Shiozawa[Graduate School of Agric. and Life Sciences, The Univ. of Tokyo]

施肥条件の異なる黒ボク土畑の窒素収支と溶脱

西田 和弘[農村工学研究部門]・佐藤 寛[東京大学大学院]・吉田 修一郎[東京大学大学院]・塩沢 昌[東京大学大学院]

施肥量・条件の異なる黒ボク土の畑(小麦‐トウモロコシ)において,深さごとの土壌水中の各種窒素濃度を継続して測定し,施肥条件の違いが,窒素溶脱量,窒素収支,土壌中の正味の窒素無機化量に与える影響を調べた.その結果,施肥条件によらず,溶脱率(溶脱量/施肥量)は10%未満であり窒素の溶脱量は低いこと,年間を通して正味の無機化(年間で約100kg/haの窒素の損失)が生じていることが明らかになった.

Keyword: 窒素収支, 溶脱, 黒ボク土
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.152-153 , 2019

発表番号 [S-1-8]

Tracing Inundation Area of Wetlands in Asia Using CubeSat

Fukuyuki Kondo[Faculty of Applied Biological Sciences,Gifu University]・Keigo Noda[Faculty of Applied Biological Sciences,Gifu University]

キューブサット衛星画像を用いた湿地・水田域の氾濫域解析モデルの開発

近藤 福之[岐阜大学]・乃田 啓吾[岐阜大学]

本研究はラオスにおける大雨時の湿地・水田域の浸水範囲や時期の解明を目的とした。データは高頻度、高解像度で提供されるキューブサット衛星画像を使用し、雨季の毎日の氾濫範囲を追跡するモデルを開発する。また、開発したモデルの検証として現地調査を実施し、水面データのみからは判別の難しい土地利用の判別方法についても合わせて検討する。

Keyword: 水収支・水循環, リモートセンシング, 湿地・水田
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.232-233 , 2019

発表番号 [1-8(P)]

Effect of domestic water supply by using agricultural water facilities considering resident’s evacuation and distribution of small-scale agricultural canals

Haruhi Izumi[Graduate School of Bioresource and Bioenvironmental Sciences, Kyushu University]・Tomoyuki Taniguchi[Faculty of Agriculture, Kyushu University]・Shinogi Yoshiyuki[Faculty of Agriculture, Kyushu University]

住民避難と小規模農業水路分布を考慮した農業水利施設の生活用水供給効果

和泉 晴日[九州大学大学院]・谷口 智之[九州大学大学院]・凌 祥之[九州大学大学院]

災害に伴う断水時において被災者が避難所に移動するという想定のもと、福岡県福岡市を対象に農業水利施設の生活用水供給効果を推定した。避難を想定した場合の受益可能率は想定しない場合よりも値が大きく、また、同一市内でも行政区により差がみられた。さらに、小中規模水路の情報を加えた新たな解析手法を提案し、混住化地域に点在する水田間をつなぐ水路の影響を考慮した受益可能率を推定した。

Keyword: 断水, 水利施設, 生活用水
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.124-125 , 2017

発表番号 [G-1-8]

Report of JSIDRE Summer Seminar 2016

TANAKA Yoshikazu[Graduate School of Agriculture, Kyoto University]・TATSUNO Takahiro[Graduate School of Agriculture and Life Science, The University of Tokyo]・IMAIDE Kazunari[Graduate School of Environmental and Life Science, Okayama University]・KOSUGI Shigeyori[Graduate School of Agriculture, Hokkaido University]・HIGUCHI Keisuke[United Graduate School of Agricultural Science, TUAT]・MIYAI Katsuya[Naigai Engineering Co., Ltd.]・SAKIKAWA Kazuki[Sanyu Consultants Inc.]

農業農村工学会サマーセミナー2016報告

田中 宣多[京都大学大学院]・辰野 宇大[東京大学大学院]・今出 和成[岡山大学大学院]・小杉 重順[北海道大学大学院]・樋口 慶亮[東京農工大学大学院]・宮井 克弥[内外エンジニアリング(株)]・川 和起[(株)三祐コンサルタンツ]

サマーセミナーは,農業農村工学会本大会が開催される際に,複数の大学から学生が集まり,農業農村工学に関わるいくつかのテーマに関する様々な議論や,お互いの研究活動についての情報交換を行う学生主体の企画である.サマーセミナー2016では,「農業,農業工学の現状・課題・将来についての意識の共有」をテーマとし議論した.本稿ではサマーセミナーの歴史およびサマーセミナー2016の活動を報告する.

Keyword: 農業農村工学, ,
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.81-82 , 2016

発表番号 [S-11-4]

Local workshop viewing uninhabited villages in hilly and mountainous areas -"Fundamental conditions of villages continuance" and change of the awareness about uninhabited villages -

Sasaki Teppei[Specified Nonprofit Corporation TEAM TANIWA]・Koyama Mototaka[Specified Nonprofit Corporation TEAM TANIWA]・Hayashi Naoki[Graduate School of Agriculture and Life Science, The University of Tokyo]・Sekiguchi Tatsuya[Faculty of Science and Engineering, Chuo University]

中山間地域における集落無居住化を見据えた住民ワークショップ 〜「集落存続の根本的な要素」と無居住化に対する意識の変化〜

佐々木 哲平[TEAM旦波]・小山 元孝[TEAM旦波]・林 直樹[東京大学大学院]・関口 達也[中央大学]

筆者らは集落無居住化を視野に入れた取組の必要性を感じ、京丹後市での住民ワークショップ及び付帯調査を通じて以下の点を分析した。
1.住民らが考える「集落存続の根本的な要素」
2.無居住化を直視した住民同士の議論の成立可能性
3.実例を知ることによる、無居住化に対する負のイメージの払拭可能性
結果、将来の集落無居住化の蓋然性を直視しながら、住民らが理性的に議論することの可能性を確認できた。

Keyword: 中山間地域, 無居住化, ワークショップ
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.187-188 , 2016

発表番号 [G-1-8]

Discussion of new decontamination method considering deposition thickness of fine grained soil after pudding

Kurihashi Eitoku[School of Veterinary Medicine, Kitasato University]・Akita Kengo[School of Veterinary Medicine, Kitasato University]・Osari Hiroshi[School of Veterinary Medicine, Kitasato University]・Takamatsu Rieko[School of Veterinary Medicine, Kitasato University]・Ochiai Hiroyuki[School of Veterinary Medicine, Kitasato University]

代かき後の細粒土の堆積厚さから見た新たな除染工法の検討

栗橋 英徳[北里大学]・秋田 賢吾[北里大学]・長利 洋[北里大学]・高松 利恵子[北里大学]・落合 博之[北里大学]

東日本大震災に伴う福島第一原子力発電所の事故により農地が放射能汚染された.耕起した農地の除染工法として,濁水中の細粒土を選択的に除去する水による攪拌・除去がある.これに対し,代かき後の自然落水により表層に堆積する細粒土を剥ぎ取る新たな工法を堆積厚さから検討する.その結果,表層に細粒土を堆積させる方法として,分散のほかに凝集効果が挙げられ,新たな除染工法の可能性があることを明らかにした.

Keyword: 除染, 堆積厚さ, 分散・凝集
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.249-250 , 2016

発表番号 [1-8]

Application of the database built on GIS for succession of the management information about irrigation and drainage system facilities

ENDO Kazuko[National Agriculture and Food Research Organization]・SHINDO Soji[National Agriculture and Food Research Organization]・SAITO Akemi[Doshisha Womens College of Liberal Arts]

農業水利施設の管理情報継承のためのGISデータベースの適用

遠藤 和子[農業・食品産業技術総合研究機構]・進藤 惣治[農業・食品産業技術総合研究機構]・齋藤 朱未[同志社女子大学]

筆者らは、農業水利施設の施設概況(施設諸元や劣化の状況など)や管理方法を次世代に継承していくために、施設の維持管理に関する情報を記録するGISデータベース・システムの開発を進めている。三重県の立梅用水土地改良区を事例とする取り組みより、GISへの記録を行うことにより、地域農業の変化に伴う配水計画の見直しなど次世代継承以外にもデータベース活用のアイディアが様々に想起されるに至っている状況を報告する。

Keyword: 農業水利施設, 土地改良区, GISデータベース
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.801-802 , 2016

発表番号 [8-2]

Detailed Consideration in the Estimation Method of Water Purification Materials Worth Based on Nitrate Nitrogen (NO3-N) and Chemical Oxygen Demand (COD)

YAMAZAKI Takahiro[College of Bioresource Sciences, Nihon University]・ISHIKAWA Shigeo[College of Bioresource Sciences, Nihon University]・NAGASAKA Sadao[College of Bioresource Sciences, Nihon University]

硝酸態窒素(NO3-N)および化学的酸素要求量(COD)に基づく水質浄化資材投入量の推定法における詳細な検討

山嵜 高洋[日本大学]・石川 重雄[日本大学]・長坂 貞郎[日本大学]

本研究では、水質浄化資材である処理木炭の汚濁水への最適な投入量の比率を、硝酸態窒素(NO3-N)除去率および化学的酸素要求量(COD)濃度から推定した。結果として、NO3-N除去率を100%と設定した際のCOD濃度予測値は52.75mg/Lと試算された。NO3-Nを100%除去し、かつ、COD濃度の上昇を抑え、コスト面からも優れた処理木炭と汚濁水の最適予測比率は、1:7.49と推定された。

Keyword: 水質浄化資材, 硝酸態窒素(NO3-N), 化学的酸素要求量(COD)
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.811-812 , 2016

発表番号 [8-7(P)]

Temporal and seasonal variation in the water pollution situation in Lake Kojima and its basin

NAKASHIMA Yoshitaka[Graduate School of Environmental and Life Science, Okayama University]・OKI Yoko[Graduate School of Environmental and Life Science, Okayama University]・KADOWAKI Takahiro[Graduate School of Environmental and Life Science, Okayama University]・YAMADA Kimiya[Graduate School of Environmental and Life Science, Okayama University]

児島湖流域における水質汚濁の現況の時期別並びに経年変化の解析

中嶋 佳貴[岡山大学大学院]・沖 陽子[岡山大学大学院]・門脇 孝弘[岡山大学大学院]・山田 貴都[岡山大学大学院]

岡山県南部に位置する児島湖は閉鎖性水域であり富栄養化及び有機汚濁が進行しやすい。本研究では水質汚濁の現況把握のために児島湖流域及び湖内において2年間水質調査を行い、時期別並びに経年変化を解析した。EC、COD濃度、全窒素濃度は9月に低い地点が増加し、全リン濃度は6月に高濃度の地点が多く確認された。下流域では富栄養化の影響を受けている地点及び富栄養化と有機汚濁の影響を両方受けている地点が確認された。

Keyword: 環境保全, 水環境,
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.821-822 , 2016

発表番号 [8-12]

Influences of Feedstock and Pyrolysis Temperatures on physical and chemical properties of Biochar as Soil Amendment

KAMEYAMA KOJI[Institute for Rural Engineering, NARO]・IWATA YUKIYOSHI[Institute for Rural Engineering, NARO]・MIYAMOTO TERUHITO[Institute for Rural Engineering, NARO]

原料・生成温度がバイオ炭の理化学性に及ぼす影響

亀山 幸司[農研機構 農村工学研究部門]・岩田 幸良[農研機構 農村工学研究部門]・宮本 輝仁[農研機構 農村工学研究部門]

本研究では,地域における発生バイオマス・土壌特性を考慮した適切なバイオ炭を選定するため,原料や生成温度の違いがバイオ炭の理化学性に及ぼす影響について検討した.その結果,保水性の改良には木質系やさとうきびバガス由来のバイオ炭が,保肥性の改良には低温生成の木質系や籾殻由来のバイオ炭の利用が推奨される.

Keyword: 物質循環, 土壌改良,
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.831-832 , 2016

発表番号 [8-17]

Behavior of Radiocesium in Irrigation Water inside Paddy Fields

TSURUTA Ryosuke[Graduate school of science and technology, Niigata University]・YOSHIKAWA Natsuki[Institute of Science and Technology, Niigata University]・NAKASHIMA Kosei[Graduate school of science and technology, Niigata University]・HARADA Naoki[Institute of Science and Technology, Niigata University]・SUZUKI Yoshimasa[Graduate school of science and technology, Niigata University]・NOGAWA Norio[Fukushima Future Center for Regional Revitalization, Fukushima University]・NONAKA Masanori[Institute of Science and Technology, Niigata University]

灌漑水取水に伴う放射性物質の水田内動態

鶴田 綾介[新潟大学大学院]・吉川 夏樹[新潟大学]・中島 浩世[新潟大学大学院]・原田 直樹[新潟大学]・鈴木 啓真[新潟大学大学院]・野川 憲夫[福島大学]・野中 昌法[新潟大学]

本研究では灌漑水に含まれるの放射性セシウム(以下Cs)が水稲・土壌へ与える影響を,田面水中Csの水田内流下過程における量的変化の観点から現地試験によって検証した.また,懸濁態Csによる土壌のCs濃度上昇を数値モデルによって再現することで,その汚染範囲・程度の定量的評価を試みた.結果として溶存態Csのイネへの移行可能性を示すとともに,懸濁態Csの堆積による水田土壌の局所的な汚染が明らかとなった.

Keyword: 放射性セシウム, 水田農業,
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.841-842 , 2016

発表番号 [8-22]

Inverse Analyses and Anisotropic Permeability of H2D Soil

Saito Kan[Kobe University]・Tanaka Tsutomu[Kobe University]・Sakamoto Tatsuhiko[Kobe University]・Inoue Kazuya[Kobe University]

小型二次元実験地盤における透水係数成分の逆解析とその異方性

齋藤 寛[神戸大学大学院]・田中 勉[神戸大学大学院]・阪本 達彦[神戸大学大学院]・井上 一哉[神戸大学大学院]

小型二次元浸透破壊実験地盤の異方透水性を明らかにすべく,FEM浸透流逆解析・感度解析,及び,水平・鉛直方向の採取試料透水試験を行い次の結論を得た。(1)地盤の異方透水性の値kh/kvはおよそ1.20である(khkvは水平・鉛直方向の透水係数)。(2)観測点数を減らしても,高感度点データを用いれば,正確に異方透水性の値が求められる。(3)異方透水性の値は水頭差が上昇してもほとんど変化しない。

Keyword: 異方透水性, 逆解析, 浸透破壊
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.851-852 , 2016

発表番号 [8-27]

Seismic reinforcement design of the piers

sakurai mutsumi[Rural Development Bureau Rural Infrastructure Department Design Division Project Planning and Coordination Office]・kudou shinichi[Rural Development Bureau Rural Infrastructure Department Design Division Project Planning and Coordination Office]・kobayashi keisuke[Rural Development Bureau Rural Infrastructure Department Design Division Project Planning and Coordination Office]

橋脚の耐震補強設計

櫻井 睦[農村振興局設計課]・工藤 真一[農村振興局設計課]・小林 圭介[農村振興局設計課]

岩手県中南部に位置する猿ヶ石川地区は、花巻市及び北上市にまたがる約2,500haの水田地帯であり、老朽化した施設の補修・改修等を平成20年度から27年度まで国営猿ヶ石川農業水利事業により実施した。この際、地区内の重要施設の1つである、JR釜石線を横断する水管橋について耐震性能の照査を行ったところ、橋脚の構造が耐震性能を満足しないことから、耐震補強設計及び施工を行ったためその概要を報告する。

Keyword: かんがい施設, 耐震設計, 構造物の設計手法
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.861-862 , 2016

発表番号 [8-32]

Earthquake Resistant Method for Pipeline Bend with Self-anchoring Flexible Joints

FUJITA Nobuo[Kubota Corporation]・ITANI Yoshinori[Kubota Corporation]・MIYATA Tsutomu[Naigai Engineering Co.Ltd]・ARIYOSHI Mitsuru[Institute for Rural Engineering,NARO]・MOHRI Yoshiyuki[Faculty of Agriculture,Ibaraki University]・KAWABATA Toshinori[Graduate School of Agricultural Science,Kobe University]

鎖構造継手を用いた管路屈曲部の耐震工法

藤田 信夫[(株)クボタ]・井谷 昌功[(株)クボタ]・宮田 勉[内外エンジニアリング(株)]・有吉 充[農研機構 農村工学研究部門]・毛利 栄征[茨城大学]・河端 俊典[神戸大学大学院]

大規模地震による圧力パイプラインの被害は、構造物や屈曲部近傍での継手離脱が多くを占めており、構造上の弱点となることが過去の被害調査から明らかとなっている。この部分の耐震性を高めることができれば、管路全体の地震時安全性の向上につながる。 本報告では、管路挙動の検証結果を踏まえて曲管変位に伴う管路の変形モードをモデル化し、耐震化を実現するための最適な鎖構造継手配置とその設計手法を提示する。

Keyword: 埋設管, 屈曲部, 耐震設計
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.871-872 , 2016

発表番号 [8-37]

DEM Analysis for Double-Layered Pipe under Shear Deformation Considering Damage Progress of Host Pipe

takahara sho[Graduate School of Agricultural Science, Kobe University]・izumi akira[Graduate School of Agricultural Science, Kobe University]・miki taiki[Graduate School of Agricultural Science, Kobe University]・ono kohei[Graduate School of Agricultural Science, Kobe University]・sawada yutaka[Graduate School of Agricultural Science, Kobe University]・kawabata toshinori[Graduate School of Agricultural Science, Kobe University]

せん断変形を受ける二重構造管の既設管損傷過程を考慮した個別要素法解析

高原 祥[神戸大学大学院]・泉 明良[神戸大学大学院]・三木 太貴[神戸大学大学院]・小野 耕平[神戸大学大学院]・澤田 豊[神戸大学大学院]・河端 俊典[神戸大学大学院]

老朽管路の改修工法の一つである管路更生工法では,既設管が更生管に与える影響に関して未解明な点が多い.本研究では,地盤の繰返しせん断変形を受ける二重構造管について,既設管の損傷が進展する場合における埋設挙動を検討するため,既設管損傷過程を考慮した個別要素法解析を実施した.その結果,地盤のせん断変形時,既設管の斜め方向で亀裂が発生し,それに伴い更生管のたわみが急増することが明らかとなった.

Keyword: 埋設管, 管路更生工法, 個別要素法解析
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.881-882 , 2016

発表番号 [9-4]

Assessment of the causes of soil erosion in large-scale hill fields in Hokkaido

tatsumi kazuya[Hokkaido Research Organization Central Agricultural Experiment Station]・takeuchi harunobu[Hokkaido Research Organization Central Agricultural Experiment Station]・tsukamoto yasutaka[Hokkaido Research Organization Central Agricultural Experiment Station]・kitagawa iwao[National Imstitute for Rural Engineering]

北海道の大規模丘陵畑における土壌流亡の実態

巽 和也[道総研中央農業試験場]・竹内 晴信[道総研中央農業試験場]・塚本 康貴[道総研中央農業試験場]・北川 巌[農村工学研究部門]

集中豪雨に伴う土壌流亡が問題となる北海道の大規模丘陵畑において、土壌流亡の実態を把握するため、調査流域内で独自の評価法を用いてほ場における侵食程度を分類評価するとともに、ほ場環境と土壌流亡発生との関連性を検討した。その結果、侵食程度の違いは作物や畝方向による影響が大きく、土壌流亡の低減には表土を攪乱せず、被覆作物や残渣などにより表土を露出させないことが重要であった。 

Keyword: 集中豪雨, 土壌流亡, 緩和効果
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.891-892 , 2016

発表番号 [9-9]

Physical properties of soil until after two years of removing gravel in uplandfield

YAMAMOTO HIROKI[Civil Engineering Research Institute for Cold Region, PWRI]・KUWABARA JUN[Civil Engineering Research Institute for Cold Region, PWRI]・ONODERA YASUHIRO[Civil Engineering Research Institute for Cold Region, PWRI]・YOKOHAMA MITSUHIRO[Civil Engineering Research Institute for Cold Region, PWRI]

除礫施工から2年後までの畑土壌の物理的性質について

山本 弘樹[寒地土木研究所]・桑原 淳[寒地土木研究所]・小野寺 康浩[寒地土木研究所]・横濱 充宏[寒地土木研究所]

北海道内では除礫工法として石礫除去工が多用されているが、近年では石礫破砕工の施工が検討されている。本報では前年度に引き続き畑圃場作土層における両工法の施工から2年後までの粒径組成などの物理的性質を検討した。その結果、両工法とも除礫施工2年後において除礫の基準を満たしており、作土層の土壌硬度や透水性の物理的性質について経年による大きな変化はなく、工法の違いによる物理的性質に大きな違いはなかった。

Keyword: 土層改良, 除礫, 石礫破砕工法
GET PDF=16/9-9.pdf



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp., 2012

発表番号 [1-8]

Proposal on Forest Land Conversion Regulation and Forest Maintenance Support System

SAKATA YASUYO [Faculty of Bioresources and Environmental Sciences, Ishikawa Pref. Univ.]

林地転用規制と森林管理支援制度の提案

○坂田 寧代 [石川県立大学生物資源環境学部]

小千谷市東山地区では中越地震で養鯉池が崩壊し,土石流による人家への被害が発生した.養鯉池の立地を規制する案として,森林からの新規造成抑制策が考えられる.一方,東山地区の森林は林業不振,過疎化を背景として管理が粗放化されてきたが,中越地震後の人口流出,不在地主の増加により深刻化することが予想される.本報告では,森林管理の実態把握に基づき,林地転用規制と森林管理活動支援を目的とした一体的制度案を示す.

Keyword: 防災型土地利用計画, 中越地震, 中山間地域
GET PDF=12/12001-08.pdf



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.156-157 , 2009

発表番号 [1-8]

Feasibility study of modeling based on review of green tourism - A case study of Nasu Town , Tochigi Prefecture -

YUKI Hisato [Nasu Town. Dept. of Agriculture and Forestry promotion]
TAMURA Takahiro [Utsunomiya Univ. Faculty of Agriculture]

グリーンツーリズム実践に向けた活動モデルの構築とその適用−栃木県那須町を事例として−

○結城 寿人 [那須町役場]
田村 孝浩 [宇都宮大学農学部]

栃木県那須町を対象地域として、GISを用いて賦存資源を空間データベースとして整理した。また、既存のグリーンツーリズム(以下GT)活動を類型化し、運営主体と地域資源を関係づけたGTの活動モデルの構築を行った。空間データベース上にGT活動モデルを適用することで、GT活動パターンやGT実践地区の具体化が可能となり、実際にGTを行う際の行動モデル(行程表)の作成が可能となった。

Keyword: グリーン・ツーリズム, GIS, 地域資源
GET PDF=09/09001-08.pdf



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.150-151 , 2008

発表番号 [1-8]

Social capital on and design for agricultural water management systems accompanying with ecosystem functions

YAMAOKA KAZUMI [The University of Tokyo]
SUGIURA MIKIKO [The University of Tokyo]

環境保全機能を伴う農業用水の管理制度設計とソーシャル・キャピタル

○山岡 和純 [東京大学大学院農学生命科学研究科]
杉浦 未希子 [東京大学大学院農学生命科学研究科]

本研究は、農業用水が地域に果たす環境保全機能が、近年の農地転用や混住化を背景に、どのような制度設計のもと維持管理されていくべきか、をソーシャル・キャピタルの観点から検討した。この環境保全機能で共通点をもつ「環境用水」に着目し「地域用水」との比較からそれぞれの特徴を明らかにした。また、後者の利点のひとつが、長年蓄積された農業用水管理関係者間の知見、即ちソーシャル・キャピタルの活用である点を示した。

Keyword: 用水管理, 環境用水水利権, ガバナンス
GET PDF=08/08001-08.pdf



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.164-165 , 2007

発表番号 (1-8)

Interval length between a series of orifice gates for constant offtake

Kojima Michihiko [Faculty of Agriculture, Meiji University]
Miura Tomotake [Graduate school of Agriculture, Meiji University]

定量分水を目的とする連続したオリフィスの設置間隔

○小島 信彦 [明治大学農学部]
三浦 智丈 [明治大学大学院農学研究科]

流量変動の大きな河川や水路において、水位の変動に影響されにくく、より操作が容易な定量分水工の開発を進めている。分水路に連続してオリフィスを設置した際、3基のオリフィスを連続して設置すると定量分水が期待できる。このとき、1基目のオリフィス上流から3基目のオリフィス下流までの長さを潜没跳水長よりも大きくすると有効であることを明らかにした。

Keyword: 定量分水, オリフィス, 潜没跳水長
GET PDF=07/07001-08.pdf



農業土木学会全国大会講演要旨集 pp.122-123 , 2003

発表番号 1-8

Relationship between the seasonal change of water environment and rotation rate of the agricultural reservoir

YOSHINAGA Ikuo [National Institute for Rural Engineering]
SHIRATANI Eisaku [National Institute for Rural Engineering]
HASEBE Hitoshi [National Institute for Rural Engineering]
FENG Yanwen [National Institute for Rural Engineering]
HITOMI Tadayoshi [National Institute for Rural Engineering]

調整池の水質環境の季節変化と滞留時間の関係について

○吉永育生 [農業工学研究所]
白谷栄作 [農業工学研究所]
長谷部均 [農業工学研究所]
馮 延文 [農業工学研究所]
人見忠良 [農業工学研究所]

2001年に農業用調整池の水質環境の現地調査を実施した.クロロフィルa濃度と優占となった藻類種と滞留時間の関係を分析した.内部生産によるクロロフィルa濃度の上昇は7月と9月に観測された.滞留時間の短い7月には緑藻類が,滞留時間の長い9月は藍藻類が優占種となっていた.藻類種による栄養塩の吸収速度の差が知られており,室内実験で得られた既存の結果と今回の観測結果は同様の傾向を示した.

Keyword: 水質, 調整池, クロロフィルa
GET PDF=03/0301-08.pdf



農業土木学会全国大会講演要旨集 pp.78-79 , 2002

発表番号 1-8

Flow Characteristics and Discharge experiment of freshwater fish in the Vertical Slot-Type Fishway

Mattashi IZUMI [Hirosaki Univ.Faculty of Agriculture and Life Science]
Akira KUDO [Hirosaki Univ.Faculty of Agriculture and Life Science]
Nobuyuki AZUMA [Hirosaki Univ.Faculty of Agriculture and Life Science]
Kenji SUGAWARA [Hirosaki Univ.Agriculture graduate course]

バーチカルスロット型魚道における淡水魚の放流実験と流況

泉 完 [弘前大学農学生命科学部]
工藤 明 [弘前大学農学生命科学部]
東 信行 [弘前大学農学生命科学部]
○菅原 賢治 [弘前大学農学研究科]

 本報は、実際に設置されているバーチカルスロット型魚道において淡水魚(イワナ)を用いて放流実験を行い、水中TVカメラでの観察からプール内イワナの動態と流況との関係について検討を行ったものである。本調査の結果バーチカルスロット部におけるイワナの遡上経路と流速分布の関係や、プール内の詳細な流速分布と共にスロット部へ進入する前の動態などについて把握することができた。

Keyword: 水利構造物, 魚道, 環境保全
GET PDF=02/0201-08.pdf



農業土木学会全国大会講演要旨集 pp., 2001

発表番号 1-8

Driftwood Production at the Yukiya River Reach in Iwate Prefecture

Takayuki FUKUDA〔Faculty of Agriculture,Iwate University 〕
Hajime MIWA〔Faculty of Agriculture,Iwate University 〕
Takeshi NAGAYOSI〔Junior college of Akita Prefectural University 〕

雪谷川(岩手県軽米町)における流木の発生について

○福田 隆之〔岩手大学農学部〕
三輪 弌〔岩手大学農学部〕
永吉 武志〔秋田県立大学短期大学部〕

平成11年10月末に岩手県雪谷川で発生した河川災害のうち,橋梁に滞留することで浸水被害を拡大させた流木について現地調査を実施した.主な流木発生は,増子内地区での堤防決壊と河岸侵食による約32本,車門地区での頭首工周辺3箇所の河岸侵食による約260本と山腹崩壊3箇所による約250本であった.雪谷川は長年にわたり大きな災害に見舞われていなかったために,寄洲などの沿岸で樹木が生い茂り,今回の災害によって河川に大量に流失した.

Keyword: 河川工学, 洪水災害, 流木発生
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農業土木学会全国大会講演要旨集 pp., 2000

発表番号 1-8

果樹園での樹間植物帯による農薬流出制御−数値モデルによる最適管理策の評価−

○渡邊 裕純〔農業環境技術研究所〕
Mark E. Grismer〔University of California Davis〕

果樹間に設置された植物帯を利用して,休眠散布された農薬の果樹園からの流出を制御するため,室内モデル実験及び数値モデルにより農薬の流出解析が行われ最適管理策が評価された.農薬散布量の削減と植物帯による被覆率の増加が農薬の圃場からの流出抑制の向上につながった.

Keyword: 農薬, 表面流出, 数値モデル
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農業土木学会全国大会講演要旨集 pp., 1999

発表番号 1-8

ため池洪水吐の極限洪水排除能力と洪水吐機能評価

○加藤 敬〔農業工学研究所〕
中西 憲雄〔農業工学研究所〕
常住 直人〔農業工学研究所〕

溜池洪水吐の機能評価を極限洪水排除能力(溜池の水が溢水する寸前における放流能力をとする.)と貯水池の洪水水収支から、降雨強度と溜池の水が溢水する寸前までの降雨継続時間の関係で評価する方法を検討した。

Keyword: 水利システムの計測・管理・制御, 管・開水路の流れ, 水収支・水循環
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農業土木学会全国大会講演要旨集 pp., 1998

発表番号 1-8

Quasi-Linear Kinematic Model for Open-channel Unsteady Flow, キネマティック方程式による開水路非定常流のモデリング

United Graduate school of Tokyo Univ. of Agrc.& Technol. ○Samuel Nii Odai
Fac. of Agric. Tokyo Univ.of Agrc.& Technol. Kotaro Onizuka・Koji Oosato

Kinematic 方程式を用いて,長方形断面開水路の非定常流の流量を予測するためのモデルを提案する。流れの連続条件を満足するためには,流速が水深に依存すべきことが示された。微小な水深変動に関して運動方程式を満足すべきことから,Kinematic 方程式の2個の定数が,初期の等流のフル−ド数によって一意的に決定されることがわかる。

Keyword: 開水路, キネマティック方程式, 流量
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農業土木学会全国大会講演要旨集 pp., 1997

発表番号 1-8

培地制御が野菜の生育に及ぼす影響について

琉球大学農学部 ○吉永 安俊
琉球大学農学部 酒井 一人
琉球大学農学部 米盛 重保・琉球大学農学部 福隅 篤史

Keyword: 培地温度, 地下水, 野菜栽培
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農業土木学会全国大会講演要旨集 pp., 1996

発表番号 1-8

濁水現象の基礎的研究

近畿農政局新愛知川農業水利事業所 米山元紹

Keyword: 密度流, 水質制御, 水質
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