発表番号 [4-23]
Damage and Behavior to the Buried Bend pipe of the Apporo Pipeline during Earthquake
Bohan Wang[United Graduate School OF Agriculture Science, Tokyo University of Agriculture and Technology ]・Yoshiyuki Mohri[College of Agriculture, Ibaraki University.]
厚幌導水路の曲管の被害と地震時挙動
○王 博涵[東京農工大学大学院連合]・毛利 栄征[茨城大学]
平成30年北海道胆振東部地震(M6.7)では,厚幌導水路が被災した。地震後の詳細な調査では,曲管を広い範囲で一体化した管路全体が曲管背面側に移動して完全に離脱するなどの甚大な被害が確認された。本報告では,管周辺の地盤特性に注目し,地震時に生じる地盤の強度と剛性の低下現象を導入した有限要素解析を用いて,曲管部のスラスト力による水平移動量を評価し,地盤の強度低下評価の重要性を提示する。
Keyword: FEM, スラスト力,
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発表番号 [1-48]
Trends and backgrounds of pond abandonments in Sakai City, Osaka Prefecture
Yosuke Kudo[Graduate School of Life and Environmental Sciences, Osaka Pref. Univ.]・Kouki Matsuoka[Shiga Pref.]・Takashi Kimata[Graduate School of Life and Environmental Sciences, Osaka Pref. Univ.]
堺市主要ため池の潰廃傾向とその背景
工藤 庸介[大阪府立大学大学院]・松岡 浩暉[滋賀県]・木全 卓[大阪府立大学大学院]
近年の都市化の進展に伴い,その役割を終えたため池は潰廃されることが多い.しかし,多面的機能を有する地域資源であるため池は,存続して利活用することも必要である.そこで本報では堺市の主要ため池を対象に,潰廃傾向とその背景にある要因を,土地利用,都市計画,農地転用,所有形態の4つの観点で分析した.その結果,ため池の潰廃には都市計画による開発行為に加え,旧村に由来する地域的な事情も関係することがわかった.
Keyword: ため池の潰廃, 都市計画, 共有地
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発表番号 [10-31]
Measurement of Negative Pressure in Bar Screen Type Torrent Intake
Michihiko Kojima[School of Agriculture, Meiji University]・Naoto Yoshida[School of Agriculture, Meiji University]
バースクリーン型渓流取水工に生じる負圧の測定
小島 信彦[明治大学]・吉田 直人[明治大学]
バースクリーン型渓流取水工の目詰まりの原因の一つとしてバースクリーン裏側に生じる負圧の影響が疑われている。本研究では水理模型実験を行い、バースクリーン裏側に生じている負圧を測定した。負圧の値は常に変動していたが、その幅は小さく、規則性も見られなかった。また、基幹水路流量の増加に伴い、その絶対値が大きくなることを確認することができた。
Keyword: 渓流取水工, 負圧, 水理模型実験
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発表番号 [3-45]
An Attempt to Create Habitat for Inversiunio jokohamensis in Concrete Canal
MASAKI Suzuki[Faculty of Policy Studies, Iwate Prefectural University]・HINAKO Yoshino[Faculty of Policy Studies, Iwate Prefectural University]・MORIO Tsuji[Faculty of Policy Studies, Iwate Prefectural University]
コンクリート水路におけるヨコハマシジラガイの生息環境創出の試行
鈴木 正貴[岩手県立大学]・吉野 日菜子[岩手県立大学]・辻 盛生[岩手県立大学]
岩手県内を流れる農業水路の一部コンクリート化された流程を対象に,絶滅危惧淡水二枚貝のヨコハマシジラガイが生息可能な環境の創出を試みた.越流部を斜角とした隔壁を等間隔に設置し,隔壁間に土砂を投入した後,供試個体を放流して秋季から一年間かけてモニタリングを行った結果,ほぼ全ての供試個体の越冬を確認した.また,夏季の増水によって一部の個体が流亡したが,残存個体については生息・成長が確認された.
Keyword: ヨコハマシジラガイ, 保全, 農業水路
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発表番号 [4-22]
Investigation on the accumulating environment of Asian clam in the Miyagawa irrigation channel pipeline
suzuki yui[Mie University Graduate School of bioresources]・nishimura motoki[Mie University Department of bioresources]・okajima kenji[Mie University Graduate School of bioresources]
宮川用水末端パイプライン内でのタイワンシジミの集積
鈴木 唯[三重大学大学院]・西村 元輝[三重大学]・岡島 賢治[三重大学大学院]
三重県南西部の宮川用水では,タイワンシジミの発生により給水栓の詰まりなどの通水阻害が近年生じている.本研究では,末端パイプラインである県営支線の水路を対象として,タイワンシジミが集積しやすい箇所を明らかにするため,末端パイプラインの管理者へのヒアリング調査とタイワンシジミの除去を目的とした代かき期前の排泥操作におけるタイワンシジミの排出状況を調査した.
Keyword: タイワンシジミ, ,
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発表番号 [10-31]
GIS Agricultural Land Replotting System for Supporting Land Improvement District
Goko Masaharu[Miyagi University]・Tomomatsu Takashi[ImagicDesign Co Ltd.]・Katsumata Toshihiro[Higashimatsushima City]・Mishina Yuji[Watari LID]・Harano Kazuo[Miyagi Prefectural Government]・Chiba Katsumi[Miyagi University]・Yamamoto Tokuji[Institute for Rural Engineering, NARO]
復興農地整備における土地改良区支援GIS換地システム
郷古 雅春[宮城大学]・友松 貴史[(株)イマジックデザイン]・勝又 俊博[東松島市]・三品 裕二[亘理土地改良区]・原野 三男[宮城県仙台地方振興事務所]・千葉 克己[宮城大学]・山本 徳司[農村工学研究部門]
復興農地整備における換地等の合意形成の鍵を握る土地改良区の業務を支援するため、宮城県の亘理土地改良区を対象として農地基盤地理情報システム(VIMS)を活用した土地改良区支援GIS換地システムを開発した。本システムは実際に作業を行う土地改良区職員のニーズをもとに開発し、パート職員が操作可能な簡易性を有しており、作業労力の大幅な削減が期待できる。現在その成果と経験を他の被災土地改良区にも移転中である。
Keyword: 東日本大震災, 土地改良区, 換地
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発表番号 [2-32]
Comparison of Ecotoxicological Effects of Nursery Box Pesticides for Mud loach
MIYAI katsuya[Miyagi University Graduate School of Food, Agricultural and Environmental Sciences]・JINGUJI hiroshi[Miyagi University Graduate School of Food, Agricultural and Environmental Sciences]
ドジョウを対象とした育苗箱施用殺虫剤4剤の生態毒性評価
宮井 克弥[宮城大学食産業学研究科]・神宮字 寛[宮城大学食産業学研究科]
ドジョウは, トキやコウノトリなど大型鳥類の餌資源である.本研究はドジョウを対象として,育苗箱施用殺虫剤の毒性評価試験を実施した.試験薬剤はイミダクロプリド,クロラントラニリプロール,フィプロニルとカルタップの4剤である. 小型ライシメータにドジョウを放流後,薬剤を散布したイネ株(ひとめぼれ)を移植した.放流4週間後のドジョウの肥満度と8週間後の生殖腺指数から評価と今後の課題について検討した.
Keyword: ドジョウ, 育苗箱施用殺虫剤, フィプロニル
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発表番号 [2-48(P)]
Leaching behavior of the inorganic nitrogen under non-fertilizer condition in Apple orchard on the Gray lowland soil
ENDO Akira・MORI Ryutaro・
[Faculty of Agriculture and Life Science, Hirosaki University・Kitatekku Co., Ltd.]
無施肥条件における灰色低地土リンゴ園における無機態窒素の浸透流出挙動
遠藤 明・森 龍太郎
[弘前大学農学生命科学部・(株)キタテック]
青森県のリンゴ生産においては、融雪時季における肥料成分の流亡や春以降の肥料成分の吸収効率の観点から春施肥を推奨している。しかし、消雪時季に花芽や新梢が生育し始めるにあたり、春施肥しか実施しないことに対して生産者や研究者から疑問が呈されている。本報では、この疑問を解決へと導くために、青森県津軽地域の無施肥リンゴ園土壌(灰色低地土)中における無機態窒素の時空間的な動態を明らかにしたので報告する。
Keyword: リンゴ園, 硝酸態窒素, 浸透流出
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発表番号 [3-11]
Solute Hydrodynamic Dispersion for Andisols with Different Bulk Densities
Oishi_Masato []
Toride_Nobuo [Faculty of Bioresources, Mie University]
乾燥密度の異なる黒ボク土中における溶質分散について
○大石雅人 [株式会社 精研]
取出伸夫 [三重大学大学院生物資源学研究科]
団粒構造を持つ黒ボク土は圧密を受けやすい。そこで,乾燥密度の異なる黒ボク土に対して水分飽和流れの溶質分散実験を行い,分散長の間隙流速依存性とスケール依存性を調べた。乾燥密度の小さい黒ボク土は,団粒間の流速が団粒内に比べて相対的に大きいが,乾燥密度の増加により,団粒内の流速が相対的に大きくなる。さらに乾燥密度が高い状態では,局所的な亀裂が生じ,分散長の大きなスケール依存と不規則な変化が生じた。
Keyword: 溶質移動, 間隙構造, 土壌構造
GET PDF=11/11003-11.pdf
発表番号 [2-53(P)]
Dissolution of nutrients from the sediment in a main drainage canal in a paddy-field district using cyclic irrigation
Aoki Takeru [Graduate school of agriculture, Kyoto University]
Hama Takehide [Graduate school of agriculture, Kyoto University]
Osuga Katsuyuki [Graduate school of agriculture, Kyoto University]
Nakamura Kimihito [Graduate school of agriculture, Kyoto University]
Kawashima Shigeto [Graduate school of agriculture, Kyoto University]
循環灌漑を実施する水田地区の農業排水路底泥からの栄養塩類の溶出
○青木 丈 [京都大学大学院農学研究科]
濱 武英 [京都大学大学院農学研究科]
大菅 勝之 [京都大学大学院農学研究科]
中村 公人 [京都大学大学院農学研究科]
川島 茂人 [京都大学大学院農学研究科]
排水路水柱模型を用いて底泥からの栄養塩類の溶出試験を行った.溶出したNH4-Nの濃度は高く,幹線排水路の底泥の栄養塩類が上部の排水の水質を形成しうることがわかった.NO3-Nでは,水柱模型内の濃度は時間の経過とともに初期濃度(供給した水道水中の濃度)から低下していく傾向が見られた.底泥の無機態リン含有量は多かったが,試験期間中にPO4-Pは検出されず,底泥によるリン酸の吸着作用は大きいものと推察された.
Keyword: 底泥, 栄養塩類, 溶出
GET PDF=10/10P02-53.pdf
発表番号 [2-46]
Sediment Nutrients in a Drainage Canal
Hama Takehide [Graduate School of Agriculture, Kyoto University]
Aoki Takeru [Graduate School of Agriculture, Kyoto University]
Nakamura Kimihito [Graduate School of Agriculture, Kyoto University]
Kawashima Shigeto [Graduate School of Agriculture, Kyoto University]
農業排水路の底泥の栄養塩類
○濱 武英 [京都大学大学院農学研究科]
青木 丈 [京都大学大学院農学研究科]
中村 公人 [京都大学大学院農学研究科]
川島 茂人 [京都大学大学院農学研究科]
循環灌漑は排水路内に栄養塩類を貯留し,降雨時の排出負荷を増大させる可能性がある.循環灌漑による栄養塩類の排出負荷削減効果を正確に評価するためには,排水路における栄養塩類の動態を明らかにする必要がある.ここでは,琵琶湖に隣接する水田地区において実施した調査に基づいて,排水路の底泥に含まれる栄養塩類量について報告する.底泥1kg当りに含まれる全窒素,全リンの平均値はそれぞれ1.1gN,0.26gPであった.
Keyword: 排水路, 底泥, 栄養塩類
GET PDF=09/09002-46.pdf
発表番号 [3-6]
Evaluation on Future Contract Farms and Operation Efficiency in Production Association-Based on Farmer's Intention for Retirement and GIS Tool in U City, T Town-
NOGI_Akihiro [Fac. of Agr., Ehime Univ.]
MATSUO_Yoshio [Fac. of Agr., Ehime Univ.]
農業生産組合の受託農地の動向と作業効率の評価−U市T町M地区における農家営農継続意向に基づくGIS処理−
○野木 明博 [愛媛大学農学部]
松尾 芳雄 [愛媛大学農学部]
高齢化、後継者不足が進行する農村地域の農地保全に期待される生産組織の受託作業の効率化に関するGIS処理を行った。農家意向調査により作業受託農地を推計し、圃場面積から既往成果を援用し圃場内作業時間を、同組合作業工程表に依拠した圃場作業順により移動時間を推定した。その結果、相対的に区画面積の大きな平場地区への集中、飛地区画の例外的対処、畦抜(仮畦畔除去)の有効性を、作業効率面から事例実証的に明らかにした。
Keyword: 圃場内作業時間, 移動時間, 畦抜
GET PDF=08/08003-06.pdf
発表番号 (2-18)
Study on Deterioration of Irrigation Canals and Change in Roughness Coefficient
Takashi KATO [National Institute for Rural Engineering]
Shinya HONMA [National Institute for Rural Engineering]
Koji KITAMURA [National Institute for Rural Engineering]
Masayuki IMAIZUMI [National Institute for Rural Engineering]
コンクリート水路壁面経年劣化と水理機能変化
○加藤 敬 [農村工学研究所]
本間 新哉 [農村工学研究所]
北村 浩二 [農村工学研究所]
今泉 眞之 [農村工学研究所]
長期に供用されたコンクリート水路の壁面は劣化し、建設当初に比べ凹凸は大きくなる。水路壁面の凹凸を測定して、水理的性能について考察する。壁面の粗さRaは、供用8年の水路ではRa=0.2mmと小さく、40年の水路では0.6〜1.0mmと大きい。相当粗度kの値を2×Ra〜Ryまでの範囲と見つもれば、k=0.4〜6 mm程度となる。調査地区の粗度係数はn=0.012〜0.017程度と見積もられる。
Keyword: 農業用水路, 施設劣化, 粗度係数
GET PDF=07/07002-18.pdf
発表番号 3-23
Food habit of bentic fishes in canal of hill-bottom paddy fields
MATSUZAWA Shinichi [United Graduate of Agricultural Science, Tokyo Univ. Agri. And Tech]
MIZUTANI Masakazu [Utsunomiya Univ.]
GOTO Akira [Utsunomiya Univ.]
谷津内水路に生息する底生魚の食性
○松澤 真一 [東京農工大学連合大学院]
水谷 正一 [宇都宮大学]
後藤 章 [宇都宮大学]
谷津田地帯では豊富な生物相が形成され,希少な魚類が生息している.そこでの圃場整備前の谷津の食物網を把握するために,水路に生息する底生魚3種(ドジョウ,シマドジョウ,ホトケドジョウ)の食性を調査した.その結果3種ともよく採餌されているものはデトリタスのみであり.ドジョウは幅広い食性を持っていること,シマドジョウは比較的狭食性であること,ホトケドジョウは肉食性が強いことが推定された.
Keyword: 谷津田, 底生魚, 食性
GET PDF=06/06003-23.pdf
発表番号 3-30
Statistical estimation of nitrogen load basic unit in the Kasumigaura valleys
Nakada Toru [Graduate School of Agricultural and Life Sciences, The Univ. of Tokyo]
Hashimoto Shizuka [Graduate School of Agricultural and Life Sciences, The Univ. of Tokyo]
Shiozawa Sho [Graduate School of Agricultural and Life Sciences, The Univ. of Tokyo]
統計的手法による霞ヶ浦流域における窒素負荷原単位の推定
○中田 達 [東京大学大学院 農学生命科学研究科]
橋本 禅 [東京大学大学院 農学生命科学研究科]
塩沢 昌 [東京大学大学院 農学生命科学研究科]
自治体単位での統計情報から,霞ヶ浦に流れ込む河川流域ごとの土地利用別面積,人口,家畜飼養頭数をGISによって独自に算定した。それを基に各河川において実測された流出負荷量とで,重回帰分析を用いて流域全体を代表する値としての窒素負荷原単位を推定した。既往研究において示される値と比較した結果,水田や畑地の原単位は妥当な値が得られたが,点源系の原単位は排泄物処理の多様性などのために統計的手法での評価は難しいことがわかった。
Keyword: 窒素負荷原単位, 重回帰分析, 霞ヶ浦
GET PDF=05/05003-30.pdf
発表番号 5- 2
Identification of salinity in Luohui Irrigation Scheme, China -research on water management to prevent salinization in semiarid land-
Solomon Habtu []
KITAMURA Yoshinobu []
中国洛恵渠灌区における塩類化の実態把握−半乾燥地における塩類集積防止のための水管理研究
〇Solomon Habtu [鳥取大学連合大学院]
北村 義信 [鳥取大学農学部]
研究対象である洛恵渠灌区は黄土高原下流域に位置し、半乾燥地域に属する。本地区において安定的な農業を展開するためには,灌漑が不可欠であり、塩類集積が大きな問題となっている。地下水位の上昇が塩類集積の要因の1つと考えられることから,地区内80の井戸を対象に地下水位、EC、SARの関係を解析した。その結果,EC値、SAR値は,地下水位の高い北部と中央部で大きな値を示す傾向がみられた。
Keyword: 中国洛恵渠灌区, 水管理, 塩類集積防止
GET PDF=04/0405-02.pdf
発表番号 2-40
Application of Hydrus-2D to reproduce soil water redistribution and to detect Zero Flux Plane (ZFP)
[Graduate School of Agricultural and Life Science, The University of Tokyo]
Masaru Sakai [Graduate School of Agricultural and Life Science, The University of Tokyo]
Masaru Mizoguchi [Graduate School of Agricultural and Life Science, The University of Tokyo]
Tsuyoshi Miyazaki [Graduate School of Agricultural and Life Science, The University of Tokyo]
○Magdi Khalil [東京大学大学院農学生命科学研究科]
坂井勝 [東京大学大学院農学生命科学研究科]
溝口勝 [東京大学大学院農学生命科学研究科]
宮崎毅 [東京大学大学院農学生命科学研究科]
不飽和土壌中に存在するゼロフラックス面(ZFP)の移動についての研究を進めていく上で、シミュレーション技術は必要不可欠となる。本研究ではシミュレーションソフトHydrus-2Dの有効性をみるために、排水のみ、蒸発のみ、またそれらを同時に起こした場合の3種類の一次元水分移動過程をシミュレーションし、実験結果と比較した。2回の排水実験、1回の排水蒸発実験と比較した結果、おおよそ一致した。
Keyword: ゼロフラックス面, 不飽和領域, Hydrus-2D
GET PDF=03/0302-40.pdf
発表番号 3-20
Effect of pore solution on liquid limit of swelling clay slurry
Toshiyuki Domeki [Graduate School of Agriculture,Iwate University ]
Toshihiko Yamamoto [Towada City Hall, Aomori Prefecture ]
Katsumi Fujii [Faculty of Agriculture,Iwate University]
Hiroyuki Fujisaki [Faculty of Agriculture,Iwate University]
膨潤性粘土スラリーの液性限界に及ぼす間隙溶液の影響について
○百目木 敏行 [岩手大学大学院農学研究科]
山本 俊彦 [青森県十和田市役所]
藤井 克己 [岩手大学農学部]
藤崎 浩幸 [岩手大学農学部]
モンモリロナイトの液性限界付近の力学的性質は、間隙溶液イオンの種類と濃度に依存し変化するとされている。陽イオンはNa型,Ca型の2種類、さらに溶液の濃度を変えながらキャサグランデ法、フォールコーン法の2種類の液性限界試験を試みた。これにより、液性限界が溶液濃度により不連続に変化し、Na型では0.3N、Ca型では0.1Nで激変することが分かった。
Keyword: モンモリロナイト, 液性限界, 間隙溶液
GET PDF=02/0203-20.pdf