スレーキングによる除塩における飽和透水係数への初期含水比の影響 (農業農村工学会要旨)



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.112-113 , 2010

発表番号 [1-03]

Effect of initial water content on hydraulic conductivity in desalinization with slaking

Abul Hasnat Md. SHAMIM [Graduate School of Environmental Science, Okayama University]
Akae Takeo [Graduate School of Environmental Science, Okayama University]

スレーキングによる除塩における飽和透水係数への初期含水比の影響

○Abul Hasnat Md. SHAMIM [岡山大学大学院環境学研究科]
赤江 剛夫 [岡山大学大学院環境学研究科]

スレーキングが飽和透水係数に与える影響を評価した。初期含水比を10〜60%に調整し、24時間水中でスレーキングさせた試料の飽和透水係数を測定するとともに、土壌中と外液中の陽イオン組成を分析した。飽和透水係数はスレーキングが最大となる30%以下の初期含水比で増大した。外液中のSARは30%で最大となり、土壌のESPはこの時大きく減少した。塩類土の除塩では、低い含水比が有効であり、透水係数を低下させない結果が示された。

Keyword: slaking, hydraulic conductivity, ESP
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