流域貯留量を用いたダム堆砂量の評価 (農業農村工学会要旨)



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.234-235 , 2010

発表番号 [2-15]

Evaluation for Reservoir Sedimentation by Natural Storage Depth

Taruya Hiroyuki [施設資源部]
Haraguchi Noburo [農村総合研究部]

流域貯留量を用いたダム堆砂量の評価

○樽屋啓之 [(独)農研機構・農村工学研究所]
原口暢朗 [(独)農研機構・農村工学研究所]

本研究は,ダム流域に流域貯留量の概念を適用してダム堆砂量の実績評価手法を検討したものである。西日本を中心とした22ダムの堆砂量データと流域水収支データに基づき利水貯留量と総合貯留量で表記する速い流出成分と遅い流出成分を指標として実績比流砂量の違いを評価することができた。解析のための基礎データは他のダム管理所にも豊富に眠っているはずで,データ収集範囲を拡大することにより評価精度の向上が期待される。

Keyword: ダム堆砂, 流域貯留量, 比流砂量
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