流出モデルのパラメータによる洪水流出特性の比較について (農業農村工学会要旨)



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.238-239 , 2010

発表番号 [2-17]

Comparison of the flood runoff characteristics by the parameters of a river runoff model

kurashima Eiichi [Iwate University]
Kudou Akira [Hirosaki University]
Shoji Satoshi [Iwate University]

流出モデルのパラメータによる洪水流出特性の比較について

倉島 栄一 [岩手大学農学部]
工藤 明 [弘前大学農学生命科学部]
○庄司 諭 [岩手大学大学院連合農学研究科]

 『緑のダム』に関する議論が過熱化している中,客観的にこれらの議論を評価する必要性が増している.本研究は,自然林が優勢な白神山地流域と高度に農地開発された平糠川流域にセル分布型Kinematic wave法を適用し,同定されたパラメータによる流出特性の比較を試みたものである.その結果,両流域とも再現性が良好であった.また,両流域における等価粗度の差は小さく,計算上の地表流の差は少ないようである.一方,飽和透水係数には5倍の差が認められ,この差は地覆状態の違いに起因すると考えられる.

Keyword: 洪水流出特性, セル分布型Kinematic wave法, 白神山地
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