手取川流域における水環境と窒素循環機構 (農業農村工学会要旨)



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.300-301 , 2010

発表番号 [2-48]

Water Environment and Mechanism of Nitrogen cycling in the Tedori River Basin

Noto_Fumikazu [Ishikawa prefectual university]
hayase_yoshio [Ishikawa prefectual university]

手取川流域における水環境と窒素循環機構

能登 史和 [石川県立大学]
○早瀬 吉雄 [石川県立大学]

手取川流域を対象に地表水,地下水のT-N値を分析した。植林比率の大きい支流は小さく,白山頭首工で0.28mg/L,扇状地七か用水路は0.5mg/L以下である。水田の暗渠水は,灌漑期で0.5mg/Lであるが,稲刈り後の大雨時に6mg/Lを超え,9月〜1月の浸透窒素量は施肥窒素量の22%に相当する。地下水のNO3-N値は,広範囲で2mg/Lを超えているが,手取川の沿岸域では伏流水で希釈されている。地下水の湧水帯では,水生生態系が形成されている。

Keyword: 手取川, 扇状地, 窒素動態
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