水域における効率的な水質調査のための最適採水時点の決定手法 (農業農村工学会要旨)



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.286-287 , 2011

発表番号 [2-53]

Optimization of water-sampling times for efficient water quality investigation

KAWACHI Toshihiko [Graduate School of Agr. Sci., Kyoto Univ.]
MAEDA Shigeya [Graduate School of Agr. Sci., Kyoto Univ.]

水域における効率的な水質調査のための最適採水時点の決定手法

河地 利彦 [京都大学大学院農学研究科]
○前田 滋哉 [京都大学大学院農学研究科]

水域における水質調査において費用や労力の制約がある場合に,獲得情報量を最大にするような採水時点を決定する問題を,ベイズ決定の枠組みを用いて示す.設定期間内における採水回数を固定し,全ての採水が終わった段階で消滅する水質モデル中の未知パラメータについての不確実性を,情報エントロピーで表現した効用関数で定義する.期待効用関数を最大化する採水時点の数値計算法としてマルコフ連鎖モンテカルロ法を検討する.

Keyword: 水質, 最適スケジューリング, ベイズ決定
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