ラオス焼畑地域における流出・土壌浸食・養分損失の特性について (農業農村工学会要旨)



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.498-499 , 2011

発表番号 [5-03]

Runoff, soil erosion, and nutrient losses at a slash-and-burn agricultural area of Laos

Fujihara Yoichi [Japan International Research Center for Agricultural Sciences]
Kashiwagi Junichi [Graduate School of Agriculture, Hokkaido University]

ラオス焼畑地域における流出・土壌浸食・養分損失の特性について

○藤原洋一 [国際農林水産業研究センター]
柏木淳一 [北海道大学大学院農学研究院]

ラオス北部の焼畑斜面における直接流出・土壌浸食・養分損失の観測を通年行い、これらの実態を明らかにすることを試みた。表面流出率は雨季初期の植生被覆が少ない4月が最も高いが、降水量の最も多い8月の流出率は4月に匹敵する値となっていた。一方、土壌浸食量、これに伴う養分損失量は、4、5月に明瞭なピークとなり、流出率の高かった8月などの雨季中期の土壌浸食・養分損失量はかなり少ないこと等が明らかになった。

Keyword: 焼畑, 降雨流出, 土壌浸食
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