獣害対策としての金網フェンス柵に対する農家の維持管理意識−和歌山県有田郡有田川町K地区の事例− (農業農村工学会要旨)



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp., 2012

発表番号 [1-6]

Farmers' Consciousness of Maintenance of The Fence to Decrease Agricultural Damage by Wildlife-A Case Study of K District in Aridagawa Town, Wakayama Prefecture-

KUKI_Yasuaki [Graduate School of Agriculture, Kyoto University]
TAKEYAMA_ Emi [Faculty of Agriculture, Ehime University]

獣害対策としての金網フェンス柵に対する農家の維持管理意識−和歌山県有田郡有田川町K地区の事例−

○九鬼康彰 [京都大学大学院農学研究科]
武山絵美 [愛媛大学農学部]

直営施工で金網フェンス柵の設置を行った集落を含む地区で,維持管理に関する農家の意識をアンケート調査によって検討した.和歌山県有田川町K地区の農家61人に対する調査結果から,日常的な管理作業の重要性についてはおしなべて高い認識を示したが,将来的な人手不足への対応についてはリーダー層でも認識が低いことが分かった.柵の設置時には設置後の維持管理体制について学習するプロセスを取り入れる必要が示唆された.

Keyword: 獣害対策, 維持管理, フェンス柵
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