低タンパク米生産に向けた地下潅漑による土壌中の窒素制御 (農業農村工学会要旨)



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp., 2012

発表番号 [3-33]

The mechanism of soil nitrogen control by underground irrigation for low-protein rice production

Okita Masataka [Graduate school of Agriculture, Hokkaido University]
Kashiwagi Junichi [Graduate school of Agriculture, Hokkaido University]

低タンパク米生産に向けた地下潅漑による土壌中の窒素制御

○沖田政崇 [北海道大学大学院農学院]
柏木淳一 [北海道大学大学院農学研究院]

北海道の泥炭地水田地域では、出穂期に地下灌漑を行うことで米のタンパク含量が低下することが実証されてきている。しかし土壌中の窒素制御の詳しいメカニズムに関しては不明である。15日間に渡る地下灌漑と排水の繰り返しで、深さ60cmまでの土壌中のアンモニウム態窒素が22.8kg/ha減少した。この減少は、暗渠排水に伴う洗脱によるものではなく、窒素は地下灌漑により表層に移動し、表面排水や脱窒により消失したと推察された。

Keyword: 地下灌漑, 土壌窒素, 低タンパク米
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